ハイビスカスの育て方【完全版】|美しい花を咲かせ、冬越し成功させるための秘訣
ハイビスカスは、鮮やかな大輪の花を次々と咲かせる南国生まれの植物です。
ベランダや庭先でも育てやすく、毎年楽しみにしている方も多い人気の花ですが、「花が咲かない」「冬越しがうまくいかない」と悩む声もよく聞かれます。
この記事では、ハイビスカスを長く元気に育てるためのコツや、冬の管理方法までを初心者向けにわかりやすく解説します。
ハイビスカスは育てやすい南国花
ハイビスカスは、日当たりと温暖な気候を好む植物で、育て方のポイントを押さえれば初心者でも手軽に花を咲かせられます。
草丈は種類によって異なりますが、鉢植えであればベランダや玄関先でも育成可能。春から秋にかけて次々と花を咲かせ、長期間楽しめるのが大きな魅力です。
育てる環境と日常の管理方法
ハイビスカスを育てるうえで重要なのは「日当たり・水・肥料」の3つです。
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日当たり:できるだけ日照時間が長い場所(最低でも1日5時間以上)が理想です。室内栽培では南向きの窓辺がベスト。
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水やり:春〜夏は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。水切れに弱いので、真夏は朝晩の2回必要なことも。
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肥料:月1〜2回の液体肥料、または緩効性肥料を使用します。花つきを良くするためにはリン酸多めの肥料がおすすめです。
花を長く楽しむための剪定とコツ
咲き終わった花は、こまめに摘む(花がら摘み)ことで株への負担を減らし、次の花芽が出やすくなります。
また、株全体の形を整えたり、風通しを良くしたりするために、夏〜初秋に「切り戻し剪定」を行うのが効果的です。茎を1/2〜1/3程度カットすると、脇芽が伸びて全体のバランスが整います。
もし花が咲かなくなった場合は、以下のような原因が考えられます:
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日照不足(置き場所の見直しを)
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肥料切れ(特にリン酸不足)
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根詰まり(1〜2年ごとの植え替えを)
ハイビスカスの冬越し
ハイビスカスは寒さに非常に弱いため、冬越しは最大のハードルです。最低気温が10℃を下回る前に、鉢植えごと室内の明るい場所へ移動させましょう。
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日照が確保できない場合でも、できるだけ窓際で管理
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水やりは控えめにし、月1〜2回程度の乾燥気味でOK
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冬場は肥料を一切与えない(休眠状態に入るため)
寒冷地では、玄関や暖房の効いた室内に取り込むことで越冬しやすくなります。
まとめ
ハイビスカスは、ポイントさえ押さえれば初心者でも毎年美しい花を楽しめる丈夫な植物です。日当たりと水、剪定と冬越し管理を意識すれば、春〜秋は次々と花を咲かせ、翌年も元気に育てられます。
南国の花を自宅で手軽に楽しみたい方は、ぜひ今回の育て方を参考に、ハイビスカス栽培に挑戦してみてください。
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