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春ジャガイモの収穫最適期はいつですか?分かりやすい目安と収穫のコツ、保存方法も教えてください。

ジャガイモは土のなかにできるため収穫時期がわかりづらく、そろそろ収穫の時期だろうと思って堀ってみたら早かったということもあります。未成熟で小さな芋は「ソラニン」など人体に悪影響を及ぼす物質を多く含んでいるため食べることができません。

また、食べられるサイズの芋だとしても、収穫するならできるだけ大きな芋を収穫したいものです。ジャガイモの収穫時期はどのように見分けるとよいのでしょうか。

収穫時期の目安

春ジャガイモの収穫時期は品種や地域などによって前後しますが、一般的には5~7月ごろといわれています。植え付けから収穫までは100日程度が目安ですので、植え付けた時期から計算してみてもよいでしょう。

ただし、梅雨に入ると雨で収穫ができず収穫適期を逃してしまったり、芋が濡れて傷んだりしやすいため、梅雨に入る前に収穫したほうが良いとされています。梅雨入り前に収穫できるよう計算して植え付けを行えば適期に収穫ができますが、遅めに植えてしまった場合は収穫適期を待たずに掘り出したほうが良いでしょう。

また、株の状態から適期を判断することも可能です。花が咲き終わって葉が黄ばみ、茎がだらりとしてきたら収穫してもよいでしょう。

収穫の時期になったら、まず株元から離れた場所を優しく掘って芋の状態を確認する「試し掘り」で生育状況を確認しましょう。芋がまだ小さい場合は、そのまま埋めなおしてしばらく待ってから収穫してください。

収穫のコツと保存方法

晴れが続いた後に収穫する

ジャガイモは濡れると傷みやすくなるため、収穫は土が乾いているときに行います。雨の日はもちろん雨が降った翌日などは土が濡れているため不向きです。晴れが2、3日続いた後に収穫するようにしましょう。

収穫は午前中が最適

収穫したジャガイモは表面を乾燥させてから箱などに入れて保存します。収穫を始めたのが午後など遅い時間の場合、乾燥しきらないうちに日が暮れて気温が下がり、乾燥に時間がかかって傷みやすくなります。収穫するなら昼に向かって気温が上昇する午前中が最適です。

茎を束ねて少しずつ引き抜く

収穫するときはジャガイモの茎を束ねて根元をしっかり持ち、少しずつ引き抜くとスムーズに収穫できます。引き抜いた後は周囲を掘って土の中に残ったジャガイモを探してください。

しっかり乾燥させてから冷暗所へ

収穫したジャガイモは土がついた状態で半日ほど天日で干して乾燥させ、表面が十分乾いたら新聞紙を敷いた段ボール箱などに入れて涼しい場所に置いてください。光が当たらないよう、注意しましょう。

収穫した芋を種芋にできる?

収穫した芋を種芋にすることは不可能ではありませんが、病気にかかっている可能性があるため、芽が出たとしても生育不良になったり、途中で枯れたりするだけではなく、土中に菌が増殖して他の株に悪影響を与えることがあります。

市販されている種芋は管理された環境で育てられているため、病気にかかっている心配はありません。収穫した芋を種芋にすることは避け、市販の種芋を使用することをオススメします。

まとめ

ジャガイモは収穫が早すぎると毒性が強くて食べられず、収穫が遅いと傷がついて保存性が落ちたり傷んだりするため、収穫時期をしっかり見きわめる必要があります。

植え付けからの日数や、葉や茎の状態から収穫時期を判断し、適期を見極めてください。

 

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