初心者にもオススメの多肉植物の種類と育て方のコツ5つ。
ぷっくりとした葉が個性的で可愛らしい多肉植物は、生命力が強く水やりなどの手間もかかないことから、ガーデニングやインテリアとしても人気があります。2万種近く種類があるといわれており、見た目や色のバラエティも豊富で寄せ植えなどにも適していますが、種類が多くてどれを選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、初心者にもオススメの多肉植物の種類と、育て方のコツを紹介します。
初心者にオススメの多肉植物
多肉植物は品種によって生育期と休眠期が異なり、大きく分けると「春秋型」「夏型」「冬型」に分けることができます。
生長が著しい生育期と、株の成長がほとんど止まってしまう休眠期では世話の仕方が異なるため、栽培を始めるときはどの型に当てはまるかを理解しておく必要があります。
冬型の多肉植物はやや管理が難しく、初心者にはあまり向きません。
【春秋型】
・クラッスラ ゴーラムなどの多くのクラッスラ系
・パキフィツム 星美人などのパキフィツム系
・紫玉露
・グラプトペタルム アメジスチヌム ※ここから画像探し
【夏型】
・ストロフィツム系
・カランコエ
・サンセベリア
・アロエ
育て方のコツ
【生育期に合わせて育てよう】
生育期は水を必要とする多肉植物ですが、休眠期は生育がストップして水をほとんど必要としません。休眠期に水を与えると根腐れなどの原因になるため、生育期に合わせて育てましょう。
春秋型の種類は春と秋はたっぷりと水を与え、夏は霧吹きで湿らせる程度、冬はほぼ断水します。
夏型の種類は、春と秋は土が渇いたとき、夏は夕方以降の涼しくなった時間帯に水やりを行います。冬は土が乾いて3~4日経ってからで構いません。
【風通しのよい場所で育てる】
多肉植物はやや乾燥気味な環境を好む品種が多く、高温多湿環境は苦手です。湿気がこもらないよう、風通しのよい場所で育てましょう。
【水はけのよい土で育てる】
多肉植物は土質をあまり選びませんが、水分が多い場所では根腐れを起こしやすくなります。赤玉土などを混ぜた土や、多肉植物用の土など、水はけのよい土で育てましょう。
また、土が古くなったり根詰まりを起こしたりすると、水はけが悪くなるので、適度に植え替えながら育てる必要があります。
【冬は屋内で管理】
冬型と呼ばれる種類でも寒さに弱く、気温5℃以下の環境では根腐れなどを起こしやすくなります。冬越しできる品種もありますが、基本的に冬は屋内で管理しましょう。
【夏の直射日光はNG】
日当たりがよい場所を好む多肉植物ですが、直射日光にはあまり強くありません。特に、夏の強い日差しに当たると枯れてしまうことがあるため、注意が必要です。
まとめ
多肉植物は生育期と休眠期のサイクルを把握していれば、ほとんど手間をかけることなく育てられる植物です。色や形ものバリエーションが豊富なので、お気に入りの品種を見つけて育ててみてはいかがでしょうか。