春の就職や卒業、還暦、退院など、大切な人の節目に花をプレゼントしたい方は多いのではないでしょうか。
しかし、お祝いの種類によっては「鉢植え」と「花束」の使い分けが必要なほか、中にはお祝いに不向きな不吉な花言葉を持つ花もあるため注意が必要です。
今回は、失敗しないお祝いの花の選び方や、シーン別におすすめの植物を分かりやすく解説します。
お祝いに花を贈る前に!知っておきたい「選び方」の基本マナー
お祝いの性質による「鉢植え」と「花束」の使い分け
お祝いに花を贈るときは、その性質に合わせて「鉢植え」と「花束」を使い分けるのが鉄則です。
例えば、就職や新築、開業といった長く続いてほしい祝い事には、根を下ろして長く楽しめる鉢植えが重宝されます。
一方で、退院祝いや快気祝いは、入院というマイナスな出来事を長引かせない・繰り返さないことが大切です。
そのため、根が張る鉢植えは「病気が根付く」としてタブーとされており、あとに残らない花束やフラワーアレンジメントを贈るのが正しいマナーです。
相手の手間や環境への配慮も忘れずに
鉢植えを贈る場合は、もらった人が管理しやすいかどうかも重要です。育てるのに特別な手間やお金がかかる植物は、受け取る側の負担を大きくしてしまいます。
また、花の香りにも配慮が必要です。香りが強すぎる花は、飾る場所を選びますし、受け取る人の好みがわからない場合は避けた方が無難でしょう。
特に病院へのお見舞いや退院直後のご自宅、狭いオフィスなどに贈る際は、香りが控えめでコンパクトなサイズのものを選ぶといった優しさが大切になります。
【シーン別】花言葉で選ぶ!お祝いにおすすめの植物
花の種類や色によってつけられた「花言葉」を意識して選ぶと、あなたのお祝いの気持ちがより深く相手に伝わります。
就職・独立・開業祝いに
新たなキャリアの一歩を踏み出す方や、自分のお店・会社を立ち上げる方には、ビジネスの成功や輝かしい未来を予感させる植物がおすすめです。
モンステラ(観葉植物・鉢植え)
花言葉:「壮大な計画」「嬉しい便り」
モンステラは、鮮やかな緑とエキゾチックで個性的な形の葉が、空間を明るく元気な印象にしてくれる大人気の観葉植物です。
これから新しい挑戦や大きな事業をスタートさせることに最適なメッセージを持っています。
ストレリチア(鉢植え/切り花)
花言葉:「輝かしい未来」
鳥が今にも羽ばたこうとしているような独特で華やかな花姿から、別名「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」とも呼ばれています。
乾燥に強く、観葉植物としても長く楽しめるため、鉢植えでも切り花でも喜ばれる万能なギフトです。
還暦・長寿祝い・新築祝いに
これまでの人生の節目を労い、これからの暮らしの充実や健康を願うお祝いには、生活に豊かさを添えるシンボルツリーのような植物が選ばれています。
ガジュマル(観葉植物・鉢植え)
花言葉:「健康」
ぷっくりとしたユニークな幹の形が個性的で愛らしいガジュマルは、沖縄では「キジムナー」という精霊が宿る木とされ、「多幸の木」という別名でも古くから親しまれています。
花言葉のとおり生命力が強く生育旺盛で、これからの健康と長寿を願う還暦祝いや、家族の幸せを願う新築祝いにぴったりの縁起物です。
ブルーベリー(果樹・鉢植え)
花言葉:「実りある人生」「知性」「信頼」「思いやり」
ブルーベリーは、深く温かみのある花言葉を持っています。植物としても非常に丈夫で育てやすく、春には可愛らしい花を咲かせ、夏には美味しい実の収穫まで楽しめます。
これまでの努力や人生が「実を結んだ」ことへのお祝いに最適です。
どうしても1つの植物に絞りきれないという場合は、複数の植物を組み合わせた「寄せ植え」を選ぶのもおすすめです。色とりどりの花やグリーンが一度に楽しめるため、十分に華やかで特別なギフトになります。
大垣市で農芸屋を営むグリーンワークスでは、春と冬の年4回に寄せ植え教室を開催しています。
必要な材料のご購入だけで楽しめますので、相手に贈る植物に迷われたり、自分で作って気持ちを込めたいという方はお気軽にお問い合わせください。
退院祝い・門出の応援に(切り花・花束向き)
病気から回復した方への退院祝いや、新しいスタートを切る方への応援には、お部屋をパッと明るくし、気持ちをポジティブにしてくれる切り花が適しています。
ストック(切り花/鉢植え)
花言葉:「見つめる未来」
優しいパステルカラーのグラデーションと、どこかホッとするような心地よい芳香が魅力です。
夏の暑さには弱いため園芸期は一年草として扱われますが、非常に花もちが良く、花束やアレンジメントにボリュームと華やかさをプラスしてくれます。
ガーベラ(切り花/鉢植え)
花言葉:「希望」「常に前進」「上機嫌」
カラーバリエーションが豊富で、丸く存在感のある大きな花が特徴のガーベラを持っています。
親しみやすくシンプルな花姿は性別や年齢を問わず好まれるため、退院後の元気付けや、すべての門出の応援にふさわしいお花です。
お祝いには避けたい「不吉な花言葉」を持つ花
マリーゴールド
花言葉:「嫉妬」「絶望」「悲嘆」
フラワーアレンジメントや花束の差し色としてよく使われるマリーゴールド。
オレンジや黄色といった明るいビタミンカラーと、花もちの良さからお祝いにぴったりな印象を受けますが、実は悲しい意味を持っています。お祝いのメインとして贈るのには避けた方が良いでしょう。
黄色いバラ
花言葉:「愛情の薄らぎ」「嫉妬」
華やかさの王様であるバラですが、「色」によって意味が大きく変わります。
特に黄色いバラには、人間関係にひびを入れるような花言葉がつけられています。定番の赤やピンクのバラとは意味合いがガラリと異なるため注意してください。
オレンジのユリ
花言葉:「憎悪」
大ぶりで高貴な印象を与えるユリの花も人気ですが、オレンジのユリには、お祝いには絶対に避けたい強いネガティブな意味が込められています。
ユリを贈る際は、純潔などの良い意味を持つ白やピンクを選ぶのが安心です。
黄色いカーネーション
花言葉:「軽蔑」
母の日をはじめ、ギフトの定番であるカーネーション。しかし、黄色いカーネーションには鋭い意味の花言葉があります。
相手へのリスペクトを表したいお祝いのシーンで贈ると、誤解を招く原因になりかねないため、他の温かみのある色を選ぶようにしましょう。
※もし相手の好む花がこれらに該当する場合は、そのまま贈るのではなく「大好きな〇〇の花を見つけたので贈ります」といった一言メッセージを添えて、誤解を防ぐ配慮をすると親切です。
まとめ|お祝いの気持ちが伝わる最適な花選びを
お祝いにお花を贈る際は、管理のしやすさや見た目の美しさだけでなく、マナーや花言葉にまで少しだけ心を配ってみましょう。
受け取る人のライフスタイルや好みのサイズもしっかり考慮して、その人の新しい一歩をそっと後押しできるような、最高の植物を選んでみてくださいね。
グリーンワークスでは、大垣市で種や肥料、造園資材などを幅広く取り扱う農芸屋を営んでいます。年4回に寄せ植え教室の開催もしていますので、お祝いに贈る植物に迷われましたらお気軽にご参加ください。