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ナス、ピーマン、トマトなど夏野菜が終わった土地に、植えていい作物9つと植えない方がいい作物3つ。

夏野菜の収穫が終わると次のシーズンの作物に植え替える時期がきますが、夏野菜の代表であるナス、ピーマン、トマトなどは「連作障害」をおこしやすいため、次に植える作物選びが難しいといわれています。

夏野菜を植えたあとの土地にはどのような作物を植えるとよいのでしょうか。

「科」が違う作物を選ぶ

連作障害は「同じ種類の作物を続けて植えると起る」というイメージがありますが、正確には「同じ科」の作物です。

例えば、ナス科のジャガイモは秋に植える作物の一つですが、トマトやナス、ピーマンも同じナス科なので、これらの後に植えるのは避けたほうがよいでしょう。

なお、夏野菜の代表である枝豆を含む「マメ科」、キュウリやスイカなどの「ウリ科」も連作障害を起こしやすいため注意が必要です。

作物を選ぶときは、前に植えた作物がどの科に所属するかを判断してください。

植えないほうがよい作物

植えないほうがよい作物は前に植えた作物がどの科に含まれるかで変わります。夏に植えた作物の科と秋植え作物の組み合わせとして避けたい組み合わせを紹介します。

【ジャガイモ】

ナス、トマト、ピーマン、ししとう、パプリカなどのナス科の後には避けましょう。

 

【そらまめ、えんどう豆】

枝豆、いんげん、絹さや、ササゲなどのマメ科の後には避けましょう。

植えてよい作物

前に植えた科と次に植える科が違えば植えても問題ありません。そのため、植えないほうがよい作物としてあげられたジャガイモはナス科であるため、同じナス科であるナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、パプリカの後には植えないほうがよい作物ですが、ウリ科のキュウリやゴーヤ、マメ科の枝豆などの後であれば植えてもかまいません。そら豆やえんどう豆も、ナス科の後やウリ科のあとであれば植えることができます。

また、夏野菜はウリ科とナス科が多いため、この二つに当てはまらないアブラナ科、キク科などの作物を選ぶとよいでしょう。秋植えできる作物としては以下のようなものが挙げられます。

 

・キャベツ

・白菜

・ホウレンソウ

・小松菜

・大根

・玉ねぎ

・ネギ

・レタス

・ゴボウ

 

ただし、アブラナ科とキク科は連作障害を起こしやすいため、夏にアブラナ科やキク科を植えていた場合は植えないほうがよいでしょう。

玉ねぎやネギ、アブラナ科の中でもゴボウは連作障害を起こしにくいため夏野菜の後作に最適です。

まとめ

連作障害を避けるには「同じ科の作物を続けて植えない」ことが重要となるため、夏野菜を植え付ける時点で秋や春、翌年の夏などに植える作物の計画を立てておくと無駄なく作物を作ることができます。

また、何を植えればわからないというときは、連作障害を起こしにくい作物を選んで植えるのもよいでしょう。

 

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