サラダやマリネなど、料理に彩りを添える赤玉ねぎ。プランターで育てる際のコツは?
黄色い玉ねぎより甘みがあり、料理の彩りにもピッタリな赤玉ねぎは黄色い玉ねぎよりも日持ちがしないということから、市場に出回りにくく値段もやや高めです。
自分で栽培すれば新鮮な赤玉ねぎを味わうことができます。プランターでも育てることができますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回は、プランターで赤玉ねぎを育てるときのコツを紹介します。
プランターの深さは25cm程度
赤玉ねぎは土の中で成長することから深いプランターでないと栽培出来ないというイメージがありますが、地表に近い浅い場所で育つ作物であるため深いプランターを使わなくても育てることができます。
とはいえ、浅すぎると大きく育つことができないので、ある程度の深さは必要です。品種などにもよりますが、深さ20~25cm程度のプランターを使うとよいでしょう。
水分管理が重要
玉ねぎは乾燥に弱いため水切れに注意が必要ですが、過湿状態にすると根腐れが起こってしまうため水のやり過ぎにも注意が必要です。
プランターに割りばしをさしておき、土の表面が乾いてきたら引き抜いて土の中の水分状態を確認するとよいでしょう。割りばしが少し乾燥している場合はプランターの底から水が滴るくらいたっぷり与えてください。
また、水やりは気温が上昇し始める午前中に行い、夕方以降は避けてください。
雑草は小まめにとる
玉ねぎは栽培期間が長く成長に多くの栄養を必要としますが、追肥しすぎると根腐れを起こしやすくなるため、ひんぱんに追肥するのも好ましくありません。また、冬期は成長が遅くなるので追肥を行わないのが基本です。
そのため、プランター栽培では追肥の回数が少なくても肥料切れを起こさないよう、雑草を取って栄養分が無駄になるのを防ぐ必要があります。
雑草を小まめに取ると通気性がよくなり病気予防にもなります。小まめに取るようにしましょう。
追肥は3月下旬まで
冬を越して気温が上がると再び成長が始まるため追肥を行いますが、4月以降に追肥すると腐りやすくなるため、追肥は3月下旬まででストップしてください。
まとめ
プランターで栽培すると畑で栽培した場合よりも球がやや小ぶりになります。大きく育てたい場合は広めのプランターを使うか、植える数を少なくして株間をあけて育てるとよいでしょう。
また、赤玉ねぎは種からでも苗からでも育てることができますが、初心者は苗からの栽培がおすすめです。植え付けのタイミングや苗の選び方、基本的な育て方は黄色の玉ねぎと同じですので、赤玉ねぎが手に入らないときは黄玉ねぎのプランター栽培に挑戦してみてもよいかもしれません。