夏休みの自由研究におすすめの植物4選。
自由研究は「何をすればいいかわからない」という子供が多く、やりたいことが思いついても時間がたりなくてできないなど、頭を悩ませがちな宿題です。自由研究のテーマとしては工作、実験などがありますが、植物の栽培や観察は少ない道具と手間で取り組めることから人気が高いテーマです。
今回は、小学生の自由研究におすすめの植物をご紹介します。
植物選びのポイント
自由研究に植物を使うときは、まず「植物を使って何をしたいか」を決める必要があります。
例えば、成長の様子を観察して日記をつけることが目的であれば、成長速度が速く夏休み期間中に花を咲かせたり実をつけたりする植物が適しています。植物の成長過程のうちどの部分を観察したいかによってどの段階から育てるかが決まります。
子供が自分で育てられることも重要な要素です。
花や実などを収穫して料理や工作、実験に利用する場合は、夏休み期間中に収穫できることも重要です。実験や工作にある程度時間が必要な場合は、時間を逆算して収穫のタイミングが遅くなりすぎないよう準備する必要があります。
自由研究におすすめの植物
種や苗から育てられる夏休みの自由研究におすすめの植物と成長の観察以外に展開できる研究テーマをご紹介します。
【アサガオ】
水さえかかさなければ枯れる心配がないといわれるアサガオは自由研究の王道ともいえる植物です。花を観察できるだけではなく、種を収穫して観察することもできます。育てやすいため、プランターの大きさや日当たりなどの条件を変えた苗を同時に育てて成長を比較するといった実験も可能です。
また、摘んだ花を使って草木染に挑戦したり、酢や石鹸水などを加えるとどのように色が変化するかを実験したり、花から取った汁で絵を描いたりするなどさまざまな展開ができるのも魅力です。
【ヒマワリ】
ヒマワリはアサガオに並ぶ自由研究の王道ともいえる植物です。品種によって高く育つ種類と低く育つ種類があるため、育てる環境によって品種を選ぶことができます。
種まきや苗の植え付けは夏休み前にすませておく必要がありますが、蕾、花、種を使った研究が可能です。
「花は本当に太陽の方を向くのか」「蕾は太陽の方を向くのか」を調べたり、収穫した種から油を搾ったり、炒って食べたりしてもよいでしょう。ただし、油を搾ったり食べたりする場合は適した品種を選ぶ必要があります。また、種を食べる場合は種から育てましょう。
【ラディッシュ】
二十日大根とも呼ばれるラディッシュは、種まきから収穫まで観察できるうえ、収穫物はもちろん間引きした葉も食べられる夏休みの自由研究に最適です。ラディッシュを使ったレシピを考えたり、調理法を変えて食べ比べたりするとよいでしょう。
【豆苗】
根がついた市販の豆苗を使った「リボベジ」は、タッパ―などの容器と水があれば簡単に挑戦できるうえ、スタートから10日程度で収穫できるので夏休みの自由研究に最適です。レシピを考えたり、調理法を変えて食べ比べるほか、リボベジを通してエコについて考えてみるのもよいでしょう。
まとめ
このほか、オクラや枝豆、キュウリやズッキーニなどの夏野菜も自由研究に利用できます。ただし、これらの野菜は夏休みが始まってからでは植え付けが遅すぎるので、自由研究に使う場合は事前に植え付けを済ませておく必要があります。
手軽な栽培キットなどもありますので、栽培環境やテーマに合わせて植物を選んで自由研究を楽しんでください。
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