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初心者にオススメ!アスパラガスの苗の植え付けの仕方を教えてください。

アスパラガスは茹でる・蒸す・炒めるなど様々な方法で食べられる野菜です。収穫できるまで時間がかかる野菜ですが、手入れはほとんど必要なく、一度植えると何年も収穫できることから家庭菜園でも人気があります。
今回は、アスパラガスの植え付けについてご紹介します。

 

アスパラガスの植え付け時期と準備

アスパラガスは種と苗の両方から育てることができますが、種からの栽培は収穫までにかかる時間が長く、発芽しないこともあるため、一般的には苗から育てます。

 

苗の植え付けは春か秋に行います。植え付けの3週間ほど前に深さ50cmほどの穴を掘り、堆肥と元肥を施してしっかりと耕します。酸性の土を嫌うため、苦土石灰などを使ってpH6.0〜6.5くらいを目安に酸度を調整しておきましょう。水はけをよくするため幅80〜90cm、高さ20cmの畝を立てておき、可能であれば畝が崩れないよう囲いをしておきましょう。
また、大きく育つためプランター栽培にはあまり向かない作物ですが、幅60cm以上、深さ30cm以上の大型プランターを使えばプランター栽培も可能です。

アスパラガスの苗の植え付け

アスパラガスの苗には一般的な野菜の苗のような「ポット苗」と、干からびた根っこの束のような「大苗」があり、どちらを使うかで植え付け方法が変わります。

 

ポット苗は、植え付けた苗が周囲土と同じ高さになるか、少し低くなるよう植え付けます。株間を50cm程度開け、根鉢を崩さないよう植え付けたら土はかぶせずたっぷり水やりをします。

 

大苗は根を放射状に広げて、土の中に埋めるように植え付けます。苗が5cmほど埋まる深さと根を広げられる広さの穴を掘り、根を放射状に広げて置き、その上に土をかぶせて水をたっぷり与えます。上からもみ殻をかぶせておくと土の乾燥防止や雑草抑制になります。

 

ポット苗を使った場合、収穫できるのは植え付けから2年目ですが、大苗であれば次の年に収穫ができます。ただし、若芽を全て取ってしまうと株の充実が遅れるので取りすぎないよう注意しましょう。

植え付け時の注意点

アスパラガスは広い範囲に若芽を出します。植え付け場所は十分なスペースを確保しましょう。
また、大きくなると高さ2mほどに成長するため、ほかの作物の邪魔にならない場所を選んで植えてください。

まとめ

アスパラガスの苗にはポット苗と大苗があり、どちらの苗を使うかによって植え付け時期や植え付け方法が変わります。
栽培期間が長く、株が大きくなりますので、植え付け場所は慎重に選んでください。

 

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