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大根やほうれん草などの葉物っていつまくの?時期を教えて下さい。

ほうれん草や小松菜、キャベツなどに代表される葉物は種をまいてから収穫までの時期が短く、管理作業も少ないため初心者でも育てやすい野菜として知られています。
葉物の種まきシーズンは主に春と秋の年二回。まき時は品種などによって春のみ・秋のみ・春秋両方があります。
今回は、代表的な葉物の種まきシーズンと、葉物を栽培する時の注意点を紹介します。

代表的な葉物のまき時

葉野菜は葉や茎を主に葉の部分を食べる野菜のことを指しますが、葉物と呼ぶ場合はもう少し範囲が広く、大根や玉ねぎなど葉や茎をメインとはしないものの葉も食べることができる野菜の葉を指すこともあります。

 

 

【大根】
まき時は3月~4月と8月下旬~9月中旬です。春まきに適した品種、秋まきに適した品種、どちらにも合う品種があります。

 

 

【ほうれん草】
まき時は3月~6月と8月中旬~11月上旬です。春まきに適した品種、秋まきに適した品種、どちらにも合う品種があります。

 

 

【チンゲンサイ】
まき時は3月中旬~11月上旬までです。夏でもまくことができます。

 

 

【小松菜】
まき時は3月中旬~11月上旬までです。夏でもまくことができます。

 

 

【キャベツ】
まき時は2月下旬~5月上旬と6月中旬~8月上旬、9月下旬~11月中旬の年3回です。春まき、初夏まき、秋まき用の品種があり、秋まき品種は翌年の春に収穫となります。

 

 

【レタス】
まき時は1月~5月下旬と8月中旬~10月上旬です。涼しい場所を好みますが、霜に当たらないよう注意が必要です。

 

 

【ブロッコリー・カリフラワー】
まき時は2月中旬~4月上旬と7月中旬~8月下旬です。発芽適温が高く育成適温も15℃以上なので春まきは寒さ対策が必要かもしれません。

 

 

【シソ】
まき時は3月上旬~5月下旬です。

葉物栽培の注意点

葉物野菜は害虫の被害に遭いやすいため対策が必要です。特に、キャベツ、大根、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は害虫被害に遭いやすいため防虫ネットなどを使って対策を徹底しましょう。秋は春に比べると害虫被害に遭いにくいですが、8月や9月などは害虫の活動が活発なので対策は必要です。
また、春まきでは「トウ立ち」に注意が必要です。春まきをする場合はトウ立ちしにくい品種を選び、早くまきすぎないよう注意しましょう。
秋まきは種をまく時期が遅れると発芽率が落ちたり発芽までに時間がかかったりすることがあります。収穫期に入る前に気温が下がって生育が悪くなることもありますので、適期を逃さないようにしましょう。

まとめ

葉物のまき時は作物の種類や品種などによって異なるだけではなく、地域によっても変わります。また、今回紹介したのは中間地と呼ばれる地域のまき時ですので、寒冷地や暖地では時期が前後します。
種の袋に書かれている時期や発芽適温、生育適温を確認し、住んでいる地域やその年の気候などに合わせてまき時を決めましょう。

 

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