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プロに学ぶ!初心者でもできる甘いいちごの育て方とは?

いちごを自宅で育ててみたいと考える方も多いのではないでしょうか?実は、いちご栽培は初心者でも挑戦しやすく、コツさえつかめば甘くておいしい実を収穫できる果物です。ここでは、プロの視点から、いちごを甘く育てるためのポイントや手順を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

1. 甘くておいしいいちごを育てるための基本ポイント

日当たりを確保する

いちごは日光を好む植物で、1日に6時間以上の日当たりが必要です。特に、成長期の冬から春にかけては、しっかり日光を浴びさせることで、甘さが増します。日照が足りないと味が薄くなってしまうので、できるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。

適切な水やり

いちごは水を好みますが、根が水に弱いため過剰な水やりは避けましょう。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、排水性の良い土で育てることが大切です。特に実がつく時期には、乾燥しないようにこまめな水やりを心がけてください。

2. 土作りのポイント

水はけの良い土を準備する

いちごは根が浅い植物で、根腐れを防ぐためには水はけの良い土が適しています。市販の培養土を使うか、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜたものを使用すると良いでしょう。

酸性土壌を避ける

いちごはややアルカリ性の土を好みます。土壌が酸性の場合、石灰を少量加えてpHを調整すると良いです。

3. いちごの苗の選び方

病害虫に強い品種を選ぶ

いちごには、病害虫に強い品種と弱い品種があります。初心者には、育てやすく耐病性のある「蜜香」や「とちおとめ」などの品種がおすすめです。

健康な苗を選ぶ

苗選びも大切なポイントです。葉が青々としている、根がしっかりと張っている苗を選びましょう。元気のない苗は育てにくく、実がつきにくいこともあります。

4. いちごの植え付け方法

植え付け時期

いちごの植え付けは、秋(10~11月頃)が最適です。秋に植え付けると冬の間に根がしっかりと張り、春に向けての成長がスムーズになります。

植え付けの手順

  1. 鉢やプランターに水はけの良い土を入れます。
  2. 苗の根をほぐし、中央部分の「クラウン」が土に埋まらないように注意しながら植えます。クラウンが埋まると生育不良や病気の原因になります。
  3. 植え付け後、しっかりと水を与え、根が土に密着するようにしましょう。

5. 甘いいちごを育てるための管理方法

花芽がついたら間引く

いちごが成長すると、花がたくさん咲き始めますが、すべての花をそのままにしておくと栄養が分散してしまい、甘さが控えめになります。大きく甘いいちごを育てるために、元気な花を3~5輪残し、他の花は摘み取りましょう。

温度管理

いちごは寒さに強い一方で、気温が低いと成長が鈍ります。冬場は気温が10℃以上になる日中に日光をしっかり浴びせ、夜間は冷たい風が直接当たらない場所で管理するのが良いでしょう。

肥料の与え方

いちごは栄養を多く必要としますが、与えすぎると葉ばかりが茂り実がつきにくくなるため、バランスが重要です。基本的には植え付け前に元肥を施し、その後は実が育ち始める時期に追肥を少量与えると良いでしょう。

6. 病害虫対策

害虫の対策

いちごはアブラムシやハダニなどの害虫に狙われやすいため、日頃の観察が大切です。害虫を見つけた場合は、早めに駆除しましょう。葉の裏側に注意して定期的にチェックすることをおすすめします。

病気の予防

いちごは「うどんこ病」や「灰色かび病」にかかりやすいです。風通しを良くし、水はけを良くすることで病気の予防につながります。病気が発生した場合は、病葉を早めに取り除いてください。

7. 収穫のタイミングと楽しみ方

収穫時期

いちごの収穫は、春の4月から5月にかけて行います。果実が鮮やかな赤色になり、触れてみて少し柔らかさが感じられるようになったら収穫のタイミングです。収穫の際にはヘタの付け根を持って優しく摘み取るようにしましょう。

収穫後の楽しみ方

収穫したいちごはそのまま食べるのはもちろん、ジャムにしたりスムージーにしても美味しいです。家庭で育てたいちごは香りが強く、甘みがたっぷりなので、市販のいちごとはひと味違った美味しさが楽しめます。

8. 初心者でも育てやすいおすすめのいちご品種

蜜香(みつか)

蜜香は、糖度が高く非常に甘いことで人気の品種です。果肉が柔らかく、ジューシーで香りも豊かです。比較的耐病性もあり、初心者でも育てやすいでしょう。

とちおとめ

とちおとめは、日本で広く栽培されている定番の品種で、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。耐寒性があるため、寒冷地でも育てやすいです。

さがほのか

さがほのかは、丸みを帯びたかわいらしい形と、甘みの強い果実が魅力です。早生品種で収穫も早めにできるため、初心者でも成功しやすいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?いちごはコツを押さえれば、初心者でも簡単に育てることができる果物です。甘くて美味しいいちごを収穫するためには、日当たりや水やり、適度な肥料管理など、基本的なポイントをおさえて育てることが大切です。ぜひ、ご自宅で甘いいちごを育てて、春の収穫を楽しんでくださいね。

 

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