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寒さに弱い植物を霜から守る!マルチングと不織布で冬越し成功テクニック

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「大切に育ててきたレモンの木、冬の寒さで枯れないか心配……」
「朝起きたら、お庭の植物に霜が降りてぐったりしていた」

マルチング

寒さに弱い植物(柑橘類、オリーブ、ハイビスカスなど)にとって、日本の冬、特に霜が降りるような寒さは大敵です。
しかし、適切な防寒対策を行えば、屋外でも無事に冬を越せる確率はぐっと上がります。

今回は、植物を寒さから守るための「マルチング(根元の保護)」と「簡単な防寒テクニック」をご紹介します。

枯れる原因は「葉」より「根」?地温を守る重要性

寒さで植物が枯れる時、どうしても葉っぱのダメージに目が行きがちですが、実は一番守るべきなのは「根」です。

霜が降りたり土が凍ったりして「地温」が下がると、根が傷んで水分や養分を吸い上げられなくなります。

その結果、植物全体が水不足のような状態になり、枯れてしまうのです。まずは植物の心臓部である根元を温める、「マルチング」から始めましょう。

まずは足元から!「マルチング」の材料と正しい敷き方

マルチングとは、株元(土の表面)を何かで覆うことです。
布団をかけるようなイメージで、地面の凍結を防ぎます。

おすすめの材料

  • 腐葉土・バークチップ: 見た目も良く、春以降は土の栄養になります。
  • 敷きわら: 保温性が高く、通気性も確保できます。
  • 落ち葉: 手軽ですが、風で飛ばないよう工夫が必要です。

敷き方のコツと注意点

寒さ対策の場合、厚さは5cm〜10cmほどたっぷりと敷きましょう。
重要なのは、「植物の幹(茎)に直接触れないようにすること」です。

幹のギリギリまで厚く敷いてしまうと、湿気がこもって幹が腐ったり、虫の住処になったりする原因になります。
ドーナツ状に敷くのがポイントです。

マルチだけじゃ不安…という時は「上」も守りましょう

寒さが厳しい地域や、特に寒さに弱い植物の場合は、根元だけでなく地上部も守る「ダブル対策」が有効です。

霜対策として手軽なのが、不織布で植物全体を覆う方法です。
ビニール袋は内部に湿気がこもりやすく、蒸れや病気の原因になるため使用は避けた方が安心です。

100円ショップやホームセンターで購入できる園芸用の不織布を、植物に直接触れる程度にふんわりとかけることで、通気性を保ちながら霜や冷気を和らげることができます。

まだ若い樹木や柑橘類には、幹巻き(こも巻き)も効果的です。
ワラや麻布を幹に包帯のように巻き付けることで、冷え込みによる幹の凍結や裂けを防ぎ、冬場のダメージを軽減できます。

関連記事:はじめての霜対策|柑橘や寒さに弱い植物を枯らさないための簡単な防寒方法まとめ

さらに、冷たい北風を直接受けないようにするだけでも、植物への負担は大きく変わります。

植物の北側にラティスや板を立てたり、塀や物置を風よけとして活用したりすることで、体感温度が上がり、寒さによる傷みを防ぎやすくなります。

鉢植えと地植え、それぞれの対策とタイミング

対策を始める目安は、「初霜が降りる前(11月下旬〜12月上旬頃)」です。

鉢植えの場合

最大のメリットは「移動できること」です。
寒波が来る日は玄関の中や軒下へ移動させましょう。重くて動かせない場合は、鉢の下にレンガやスノコを敷いて、地面の冷気を直接伝えないようにするだけでも効果があります。

地植えの場合

移動ができないため、前述した「厚めのマルチング」+「不織布や風よけ」でしっかりガードします。
特に植えてから1〜2年の若い木は寒さに弱いので、念入りに対策しましょう。

冬の管理は「やりすぎ」に注意!水やりと春のケア

最後に、冬越しの失敗で意外と多いのが「過保護」です。

  • 水やりは控えめに
    冬は植物も休眠して水をあまり吸いません。土が乾いて数日経ってからあげる程度で十分です。あげすぎは根腐れや凍結の原因になります。
  • 春になったら外す
    暖かくなってきたら、蒸れを防ぐためにマルチング材を少しずつ減らしたり、覆いを外したりして、通常の環境に戻してあげましょう。

手間をかけすぎるのではなく、「根を守る」「北風を防ぐ」というポイントを押さえて、植物と一緒に冬を乗り切りましょう。
お庭の冬支度や、寒さに強い植栽プランについてもお悩みでしたら、ぜひグリーンワークスへご相談ください。

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