プランターや鉢植えで使い終わった土。「捨てるのは大変だし、もったいないから」と、そのまま新しい苗を植えていませんか?
実は、使い古した土は人間で言うと「クタクタに疲れている状態」。そのまま使うと、花が咲かなかったり、すぐに枯れてしまったりする原因になります。
今回は、古い土をリフレッシュさせて、再び使えるようにする「土の再生術」をご紹介します。
なぜ「そのまま」じゃダメなの?
使い終わった土には、以下の3つの問題が起きています。
- 栄養不足
前の植物が養分を食べ尽くしている。 - カチコチ
ふかふかだった土の粒が崩れ、団子状に固まっている(根が呼吸できない)。 - 見えない敵
前の植物の病原菌や、害虫の卵が潜んでいる可能性がある。
このまま植えるのは、掃除をしていない散らかった部屋に新しい入居者を迎えるようなもの。
植物が気持ちよく育つために、リセットが必要です。
基本の3ステップ「分別・消毒・混ぜる」
本格的にやろうとすると大変ですが、家庭園芸ならこの手順で十分です。
1.取り除く(分別)
まずはふるいにかけて、古い根っこ、枯れ葉、鉢底石などを取り除きます。これらが残っていると腐敗の原因になります。
2.お日様に当てる(消毒)
土を黒いビニール袋に入れ、口を縛って直射日光の当たるコンクリートの上などに数日間放置します。太陽の熱で内部が高温になり、殺菌・殺虫ができます。冬場なら、広げて寒風に当てて凍らせるのも有効です。
3.混ぜる(改良)
消毒した土に、失われた栄養とふかふか感を取り戻します。一番簡単なのは、ホームセンターで売っている「土の再生材(リサイクル材)」を混ぜること。
これ一つに堆肥や肥料がバランスよく入っているので、初心者の方でも失敗しません。
再生できないケースもある
「前の植物が病気で枯れてしまった」 この場合の土は、病原菌が多く残っているため、無理に再生せず処分することをおすすめします。
リスクのある土は使い回さず、元気だった鉢の土だけをリサイクルするのが安心です。
ふかふかの土で、次の栽培を最高のスタートに
土を再生させることは、お財布に優しいだけでなく、ゴミを減らすエコな活動でもあります。 完璧を目指さなくても大丈夫。
「ゴミを取って、お日様に当てて、再生材を混ぜる」。このひと手間で、古い土が再びふかふかのベッドに生まれ変わりますよ。