春、花ショウブの力強い新芽が顔を出すと、初夏の開花が待ち遠しくなりますね。
しかし、同時に動き出すのが、葉や茎を食い荒らす厄介な「害虫」です。
「気づいた時には、葉がボロボロになって花も咲かなかった…」と後悔しないために!
今回は岐阜の造園会社グリーンワークスが、春の必須お手入れである「オルトラン」を使った害虫予防と、失敗しない使い方のコツを解説します。
葉がボロボロになる前に!春の予防が必要な理由
花ショウブで最も気をつけたいのが、「アヤメキバガ(葉の中に潜り込む小さなイモムシ)」などの害虫です。
これらの虫は、葉っぱの中に潜り込んで中身を食べてしまいます。そのため、被害が進んでから慌ててスプレーの殺虫剤をかけても、外側の葉に弾かれて薬が虫まで届きません。
💡こんなサインは要注意!
・葉に縦筋状の透けたような穴がある
・葉の先が不自然に茶色く枯れ込んでいる
・葉がくるっと巻いている
こうなる前に、根から薬の成分を吸わせて植物全体をバリアする「オルトラン(浸透移行性殺虫剤)」を使い、初期段階で予防しておくことが最大の防御になります。
オルトラン散布のベストタイミング
散布のベストタイミングは、まさに「春、新芽が動き始めた頃(3月下旬〜4月頃)」です。
土からツンツンと新芽が数センチ伸びて、葉が開き始めるタイミングで薬を吸わせることで、春に発生する害虫をしっかりブロックできます。
また、薬を撒く日は「晴れていて風のない日」を選びましょう。
雨の日やその直前は、せっかくの成分が土に浸透する前に流れ出てしまうため避けてください。
ただし、散布した後に「軽く水やり」をするのは効果的です。適度な水分を与えることで成分がじわっと土に溶け出し、根から吸収されやすくなります。
オルトランの正しい使い方と注意点
家庭園芸で扱いやすいのは、土にパラパラと撒くだけの「粒剤(りゅうざい)」タイプのオルトランです。
💡オルトランの使い方
- 株元にパラパラと撒く
株の周りの土に、均一になるように撒きます。 - 適量以上を与えない
早く効かせたいからと大量に撒くのは、薬害(植物が薬のダメージで弱ること)の原因になります。必ずパッケージの裏面を見て、規定の量を守りましょう。 - 安全対策を忘れずに
散布時は必ず手袋やマスクを着用し、作業後はしっかり手洗いをしてください。
薬だけじゃない!害虫を寄せ付けない環境づくり
薬に頼るだけでなく、日頃のちょっとしたお手入れでも害虫のリスクは大きく下げられます。
一番効果的なのは、「冬の間に枯れた葉を綺麗に取り除いておくこと」です。害虫は枯れ葉の陰などで冬を越すため、株元のゴミを掃除して風通しを良くしておくだけで、虫の住みかをなくすことができます。
春のひと手間で、初夏に美しい花ショウブを
花ショウブの美しさは、春先の「予防」にかかっていると言っても過言ではありません。
過去に虫の被害で悔しい思いをした方は、ぜひ今年は新芽の時期からのオルトラン散布を取り入れてみてください。
「虫が苦手で自分ではやりたくない」「お庭全体のお手入れをまとめてお願いしたい」という時は、ぜひグリーンワークスにご相談ください。
岐阜の気候とお庭の環境に合わせた、植物が元気に育つプロのメンテナンスをご提案いたします!