ガーデニングや仏花などでよく耳にする「アスター」。
実は、ただのアスターと宿根アスターの2種類があり、同じキク科でありながら、株の寿命や属する分類群、生育環境への適応力が大きく異なる別の植物であることをご存じでしょうか?
今回は、名前は似ていても性質が大きく異なるこの2つの花について、決定的な違いとそれぞれの育て方のコツを分かりやすく解説します。
アスターと宿根アスターは別物?
どちらもキク科に属しますが、株の寿命や属する分類群、生育環境への適応力が大きく異なります。
| アスター | 宿根アスター | |
| 分類(属) | エゾギク属 | シオン属など |
| 生育サイクル | 一年草 | 宿根草 |
| 開花時期 | 7月~9月(夏~早秋) | 8月~10月(晩夏~秋) |
| 用途 | 仏花、切り花 | 宿根草ガーデン、寄せ植え |
切り花に人気「アスター」
アスターの魅力
アスターは、中国東北部〜ロシア東部を原産とするキク科エゾギク属の1年草です。
7~9月頃に開花時期を迎えます。
花色が豊富で、ピンク、紫、赤、白など鮮やかなグラデーションを持ち、一重咲きから八重咲き、ポンポン咲きまで多種多様な咲き姿が存在します。
日持ちも良いため、仏花やフラワーアレンジメントなどの切り花として非常に人気です。
失敗しない育て方のポイント
日当たりと水はけの良い環境を好みます。
キク科の連作障害を防ぐため、毎年新しい土や別の場所を選んで植え付けましょう。
また、草丈が20cmほどに育った頃に茎の先端を摘み取る「摘心」を行うと、脇芽が増えてたくさんの花を楽しめます。
植えっぱなしで楽しむ「宿根アスター」
宿根アスターの魅力
「宿根アスター」は、北アメリカなどを原産とするキク科シオン属などの多年草(宿根草)の総称です。
秋になると、分岐した細い茎の先に2〜3cmほどの小ぶりな花を株一面に咲かせるのが特徴です。
一度植え付ければ冬に地上部が枯れても地下部が生き残り、翌春に再び芽吹いて年々株が大きく育っていきます。
代表的な品種
クジャクソウ
ユウゼンギク
長く楽しむための手入れと冬越し
日当たりと風通しの良い場所を選び、秋に茂った株元の蒸れを防ぐのがコツです。
秋の花が終わったら根元近くで切り戻しを行います。
年々株が育つため、3〜4年に一度のペースで春に株分けを行うと、株の勢いを保ちながら長く楽しめます。
お庭のスタイルに合わせて選ぼう
どちらにもそれぞれの魅力があります。
2つの違いを知って、ご自身のお庭のスタイルに合わせて選んでみてください。
グリーンワークスが営む農芸屋では、アスターをはじめとした多くの花の苗を取り扱っております。
似ている花でどちらが良いか迷われましたら、スタッフがそれぞれ丁寧に説明させていただきますので、お気軽にお立ち寄りください。