プランター栽培初心者にもオススメな春夏野菜色々。育て方や注意点5つ。
広い庭や畑がなくても家庭菜園にチャレンジできるプランター栽培が近年人気を集めています。しかし、いざ始めようと思っても、なにを育てればよいか、なにをすればよいかわからないということも多いのではないでしょうか。今回は、プランター栽培初心者にもオススメな春夏野菜や、プランター栽培のポイントや注意点を紹介します。
葉菜類と果菜類がオススメ
野菜には、レタスやキャベツなどの葉を食べる「葉菜類」、トマトやイチゴなどの実を食べる「果菜類」、じゃがいもやニンジンなどの根を食べる「根菜類」があります。いずれもプランターで育てることができますが、土の下で野菜が育つ根菜類はプランター栽培にはあまり向いていません。
葉菜類は種を植えてから収穫できるまでの期間が比較的短く、小さなプランターでも育てやすいため初心者向きです。春夏野菜なら「小松菜」「バジル」「春菊」「葉ネギ」がオススメです。
果菜類は収穫するまでに少し時間はかかりますが、より本格的な家庭菜園を楽しむことができます。「枝豆」「ミニトマト」「きゅうり」「オクラ」などが手軽です。
また、根菜類でも「ミニニンジン」は深さがあまり必要ないため、プランター栽培に適しています。
プランター栽培のポイントと注意点
プランターは野菜に合わせる
プランター栽培でもっとも重要なのが野菜にあったプランターを選ぶことです。
例えば、根が浅く広く張るウリ科の野菜の場合、深さは中程度で面積が広いプランターが適しています。面積が狭いと根が広がらず、成長が悪くなってしまいます。
また、プランターが小さいと肥料切れや水切れを起こしやすくなるため、果菜類など、ある程度大きく育つ野菜には大きなプランターを用意しましょう。
果菜類には支柱を
伸びた枝の先に実がつく果菜類は、枝や茎が折れたりしないよう支柱を使って支えましょう。支柱の立て方には「ピラミッド型」「合掌型」「直立型」などがあります。
キュウリやゴーヤなどのツル性の野菜は、ネットを使って「グリーンカーテン」にしてもよいでしょう。
防虫ネットを準備する
屋内で栽培する場合は必要ないかもしれませんが、屋外にプランターを置いて栽培する場合、虫による食害などを防ぐために防虫ネットを使用しましょう。
特に、虫の食害に遭いやすい葉菜類を育てる場合はぜひ準備しておきたいアイテムです。
日当たりと風通しのよい場所に置く
プランターは置き場所を自由に選ぶことができるという特徴がありますが、一度栽培を始めると移動が難しくなります。
トマトやキュウリなど、日当たりがよい場所を好む野菜には一日中日が当たる場所、それほど日当たりがよくなくても育つ野菜は半日陰など、野菜に合わせて置き場所を選びましょう。
また、通気が悪いと病気が発生しやすくなるため、風通しのよさも重要です。
肥料を定期的に与える
プランターでは水やりのたびに土の養分が流れ出てしまうため、定期的な追肥が必要です。追肥の間隔は野菜の種類などによって異なりますが、肥料切れにならないよう注意しましょう。
まとめ
初めてプランター栽培にチャレンジするときは、種ではなく苗から育てるのがオススメです。また、プランター選びや苗選び、必要な道具のそろえ方や育て方などに悩んだときは、園芸店などで相談しながら選ぶとよいでしょう。当社の農芸屋でも店頭相談が可能ですのでぜひご活用下さい。