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初心者でも手軽で簡単に育てられるバジル。栽培のコツと、長く楽しめるバジルペーストの作り方。

ほうれん草、小松菜などの葉を収穫して食べる野菜は、収穫までの期間が短く管理しやすいことから、園芸初心者向けだと言われています。なかでも、丈夫なバジルは育てやすい上に、ペーストなどに作り置きして様々な料理にも使えることから人気です。

今回は、バジル栽培のコツと収穫したバジルからバジルペーストを作る方法を紹介します。

バジルの育て方

バジルは日当たりがよくて暖かい場所と、有機質の多い水はけのよい土を好みます。露地栽培はもちろん、プランターや植木鉢でも簡単に栽培することができるため、料理用に少しだけ育てたいというときは、鉢植えにしての屋内栽培もオススメです。

種から育てる場合、気温が20度を超す4月中旬~6月上旬ごろに種を撒きます。直播(ちょくはん:じかまき)でもよいですが、夜の冷えで枯れることがあるので育苗ポットに撒いて屋内で育ててから植え替えたほうが安心です。

また、苗から育てる場合、苗が小さいうちは育苗ポットのまましばらく育て、本葉が10枚以上になったら植え替えるとよいでしょう。

気温が高く生育が盛んな時期は定期的に肥料を与え、夏場は乾燥に注意してください。

栽培のコツ

半日陰で育てる

日当たりの良い場所を好むバジルですが、日光に当たりすぎると葉が焼けたり硬くなったりします。

直射日光が長時間当たる場所ではなく、軒下など半日陰程度の場所で育てるとよいでしょう。露地栽培で半日陰の場所を確保できないときは日陰を少し作ってもよいですね。

摘芯で収穫量アップ

バジルは茎の先のほうについた柔らかい葉を収穫します。そのため、収穫量を増やすためには茎の本数を増やす必要があります。苗が20㎝程度まで成長したら摘芯を行い、脇芽を育てましょう。収穫量がアップするだけではなく、収穫を長く楽しむことができます。

花が咲く前に切り戻しをする

7月下旬から8月ごろになると花が咲きますが、バジルは花を咲かせると葉が硬く風味が落ち、株も弱ってしまいます。花を楽しみたい、種を採りたいという場合はそのままにしておいてもよいですが、より長く収穫を楽しみたいという場合は、花が咲く前の7月上旬ごろに葉を全体的に三分の一から半分くらいに切り戻すとよいでしょう。

バジルペーストを作ってみよう

バジルの収穫量が多くて使いきれないというときは、冷凍したり乾燥させたりして保存することができますが、バジルペーストを作っておくと必要な時にすぐに使えてとても便利です。

 

【材料】 

バジル : 30枚

ニンニク 1片

松の実 大さじ3

粉チーズ 大さじ3

塩 小さじ½

オリーブ油 大さじ4

 

【作り方】

  1. フードプロセッサーにオリーブ油以外の材料を入れ、ペースト状になるまでかくはんする
  2. オリーブ油を加え、均一に混ざるようかくはんする
  3. 煮沸消毒した瓶にペーストを入れ、表面を覆うようにオリーブ油を注ぎ足す

 

材料のバランスは好みで調節してください。

冷蔵なら1週間程度で使い切りましょう。なお、冷凍保存する場合は、●ップロックなどの保存袋に入れて平らにし、冷凍庫に入れましょう。冷凍であれば、2週間もちます。

まとめ

トマト料理と相性が良いバジルですが、バジルとトマトは一緒に育てるとお互いに害虫を忌避し成長がよくなるといわれています。慣れてきたらミニトマトとバジルの混植にチャレンジしてもよいですね。

 

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