鉢いっぱいに咲きこぼれる花が魅力のサフィニア。初心者向けの育て方のポイント4つ。
夏に花を咲かせるサフィニアは色や形のバリエーションが豊富で寄せ植えに最適です。鉢から溢れそうなほど咲いている花を見ると、自分も挑戦してみたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、園芸初心者でもできるサフィニアの花をたっぷり咲かせる育て方のポイントを紹介します。
摘芯で枝を増やす
サフィニアの花をたくさん咲かせるには、枝の数を増やすことが重要です。株がある程度成長したら摘芯して枝数を増やし、鉢の中が枝葉でいっぱいになるくらい増やしましょう。
せっかく伸びた枝を切り落とすのはもったいないと感じるかもしれませんが、摘芯を行うことで枝の分岐が促されます。鉢の先から飛び出した枝先をカットするようにすると形も整ってきれいに枝を増やすことができます。
定期的に肥料を与える
花を咲かせるためには栄養が必要です。開花が始まったら肥料切れがおこらないよう定期的に肥料を与えてください。10日に1度程度の割合で液体肥料を与えるとよいでしょう。
枯れた花や枝はこまめに摘み取る
咲き終わって枯れた花や傷んだ葉などをほっておくと、病害虫被害を招く恐れがあります。特に、鉢を埋め尽くすように咲いたサフィニアは風通しが悪くなって病気などにかかりやすいので注意が必要です。
枯れた花や傷んだ枝葉はハサミを使ってこまめに摘み取りましょう。
蒸れに注意する
適度な剪定で風通しを良くするだけではなく、水やりのあと蒸れたりしないよう、下にスノコを敷くなどの工夫をしておきましょう。鉢を壁にかけたり天井から吊す、ハンギングスタイルで育てるのもよいかもしれません。
また、サフィニアは水や雨に弱いというわけではありませんが、長雨に打たれると水分が多くなって蒸れる可能性があります。
梅雨シーズンなど、雨が続く場合は軒下や屋内などに移動させておくとよいでしょう。
まとめ
サフィニアは生育力豊かな植物ですので、日当たりの良い場所で育てていればあまり手をかけなくても花を咲かせてくれます。
しかし、摘芯などを行わない状態だと花が少ない、花つきが悪いなど思うようなイメージに仕上がりません。ほっておいても育ちますが、ある程度手入れを行うとよりたくさんの美しい花を咲かせることができるでしょう。
また、株の勢いが落ちて花つきが悪くなったら、枝を「切り戻し」することで再び勢いを取り戻すことがあります。
上手に管理すれば、秋まで長く楽しむことができるので、ぜひチャレンジしてくださいね。