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一度植えておくと毎年花が咲く宿根草。らくらくでおしゃれなガーデニングに欠かせないメリット3つ。

季節ごとに咲く美しい花々を楽しめるガーデニングですが、広い庭や複数の花壇に植える花を毎年全て植え直して育てるのは大変です。広い空間でガーデニングを楽しむなら、一度植えると毎年花が咲く宿根草(しゅっこんそう)を活用してみてはいかがでしょうか。

宿根草とは

宿根草は多年草の一種で、花の後に茎や葉は枯れても、根が土の中に残って冬を越し、翌年の開花期には再び花を咲かせる植物のことです。

開花期の異なる宿根草や、他の多年草と混ぜて栽培すれば手間をかけることなく、季節ごとの花を楽しむことができます。

 

【春咲きの宿根草】

マーガレット、芝桜、クレマチス、アヤメ、デルフィニウム

 

【夏咲きの宿根草】

アガパンサス、桔梗、スカビオサ、ルリタマアザミ、ジギタリス

 

【秋咲きの宿根草】

シュウメイギク、オミナエシ、フジバカマ、ホトトギス、ガウラ

 

【冬咲きの宿根草】

クリスマスローズ、シクラメン、フクジュソウ、パンジー、ビオラ

宿根草のメリット

一度植えると数年は花が咲き続ける宿根草ですが、ガーデニングに利用するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。

 

【丈夫で病害虫に強い】

植物によって病害虫への強さ、耐寒性や耐暑性は異なりますが、宿根草は丈夫なものが多く、病害虫にも強いものがほとんどです。

さらに、日当たりの悪い場所や乾燥した環境、栄養分の少ない土でも育つ植物が多いことから、育てる手間がほとんどかかりません。

 

【植え替えなどの手間がかからない】

一年草は育苗ポットなどで育てたあと植え替えをしたり、花が枯れた後に引き抜いたりといった手間がかかりますが、宿根草は数年間「植えっぱなし」で問題ありません。

長期間育てていると株が大きくなって花つきが悪くなることがありますが、「株分け」をすれば元気を取り戻します。

 

【安いコストで複数の花を楽しめる】

一年草の場合、複数の花を同時に楽しもうとすると、そのたびに新しい種や苗を購入する必要があります。広い空間であればあるほど種や苗が必要となり、多くのコストがかかります。

しかし、宿根草は一度植えれば数年間続けて花が咲きますので、コストがかかるのは最初の年だけです。複数の宿根草に一年草を少し加えれば、安いコストと手間で複数の花を楽しむことができます。

まとめ

丈夫で育てやすく、放任でも毎年花が咲く宿根草ですが、好む環境と植える環境が大きく異なると一年だけで枯れてしまうことがあります。例えば、沖縄のように一年中暖かい地域を好む宿根草は、東北や北海道の冬に耐えられない可能性が高く、一年で枯れてしまうかもしれません。

また、宿根草を植え替えのために掘り返すと株が傷んで枯れることがあります。数年間継続して育てること、育てるうちに株が大きくなってくることを考慮して植える場所を選びましょう。

 

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