イチゴのプランター栽培に成功したい!プランター、品種選びから育て方まで。
お弁当に入れたりお菓子に使ったり、色々なシーンに利用できるイチゴは、大人はもちろん子供にも人気の果物です。植えてから数か月で収穫できて管理が簡単なため、手軽に楽しめる栽培キットも販売されていまう。このことから初心者向けと言われていますが、いざ栽培してみるとあまり実がつかないことも少なくありません。特に、プランター栽培では失敗しやすいようです。
プランター栽培でイチゴを育てる場合、どのように育てればよいのでしょうか。
プランターと品種
イチゴをプランター栽培する時は、イチゴにあったプランターを選ぶことが重要です。
【プランターの選び方】
イチゴは意外と根が深く張る植物です。プランターが浅いと根を十分張ることができず、収穫量も自然と減ってしまいます。しっかり根が張れるよう、深さ20cm以上のプランターを選びましょう。
また、イチゴは湿度が高いと蒸れて病気になったり根腐れを起こしたりしやすいため、土の排水性の高さが重要なポイントとなります。複数の苗を一つのプランターに植える場合は、株間を20cm程度とれる幅のプランターを用意してください。
【イチゴの栽培に適したプランター】
・深型長方形プランター:イチゴ以外にも利用でき、比較的安価
・ストロベリーポット:イチゴ栽培用の鉢。ツルを這わせやすく、子株からの収穫も期待できる
・ハーベリーポット:中心に支柱を通す、重ねられるプランター。縦に省スペースで複数株の栽培が可能。防虫ネットをかけやすい
・空中プランター:ワイヤースタンドやハンギングで浮かせた状態のプランター。地面に接しないため、汚れや虫食い防止になる
【プランター栽培向けの品種】
イチゴには秋に植え付けて春に収穫する「一季なり」と、基本的にいつでも栽培・収穫できる「四季なり」があります。秋は一季なり、春は一季なりと四季なりの両方が出回ります。
家庭菜園向けに園芸店やホームセンターで販売されている品種であればプランターで育てることができます。一季なりと四季なりでは、四季なりの方が初心者向けです。
・四季なり:ドルチェベリー、ローズベリー・レッド、夏姫、桃娘、紅茜
・一季なり:宝交早生、カレンベリー
イチゴの育て方
イチゴは種からではなく苗から育てるのが一般的です。苗を選ぶときは株元の「クラウン」が大きい苗を選びましょう。
【用意するもの】
・苗
・培養土
・鉢底石(必要であれば)
・プランター
【育て方】
1:プランターに鉢底石をいれ、鉢の上から3cm程度のところまで土をいれる
2:植え付ける場所を決め、株元のクラウンに土が被さらないよう注意しながら植え付ける
3:植え付け後は底から水が出るくらい水やりを行い、その後は土が乾いたら水やりをする
4:2月に1回と、花が咲き始めたら1~2週間おきに追肥する
5:実がつき始めたらネットを被せて保護する
秋植えのイチゴは冬の寒さに当てないと実がつかないため、冬季も屋外で栽培します。株が成長したら出てくる「ランナー」は栄養の分散を招くため、子株を育てないのであれば切っておきましょう。
まとめ
イチゴは、イチゴに適したプランターと土を使い、クラウンを埋めない、冬季も外で管理するといった点に注意すれば比較的簡単に育てることができます。
イチゴは品種が豊富なので、味や大きさの好みから育てる品種を選んでもよいですね。