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家庭菜園では9月蒔きがおすすめ。白菜の苗作りのポイント4つ。

煮物や鍋物、漬物など幅広く利用できる白菜は、野菜が少ない冬の食卓を彩る定番野菜です。夏が終わりに差し掛かり、秋植えのシーズンが近づいてきた現在、家庭菜園で白菜作りにチャレンジしたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、家庭菜園で白菜を育てるための「苗作り」のポイントを紹介します。

9月蒔きがおすすめな理由

一般的に白菜は春蒔きと秋蒔きの両方で育てられる野菜ですが、家庭菜園の場合は9月の秋蒔きがおすすめです。

これは、白菜が害虫被害に遭いやすいアブラナ科であるため、アブラナ科の葉を好んで食べる虫が多い春~夏の栽培は管理が難しいためです。

また、春蒔きの白菜は秋蒔きよりも葉が広がりやすく、結球しにくいため、管理に多くの手間をかけられない家庭菜園や初心者には秋蒔きが適しています。

「苗作り」のポイント

野菜を育てる方法には、畑に直接種を植えて収穫までそのまま育てる方法と、育苗ポットなどで苗を作ってから畑に植え付ける方法の二通りがあります。

白菜はどちらの方法でも収穫まで育てることができますが、残暑が厳しい9月蒔きは病害虫が発生しやすく、畑に直蒔きすると管理が難しくなるため、育苗ポットなどで苗を作って植え替える方法がよいでしょう。

 

【種は浅く植える】

多くの植物は発芽するのに光を必要としませんが、白菜の種は発芽に光を必要とする「好光性種子」です。深く植えると発芽しないため、蒔き穴は浅くし、土は薄く被せる程度にしましょう。

また、先に発芽した芽が他の種にあたる光を阻害しないよう、間隔を空けて蒔き穴を3~4つ作り、一つの穴に一粒ずつ蒔いてください。

 

【防虫ネットで保護する】

白菜はアブラナ科の植物であるため、害虫の被害に遭いやすいという特徴があります。苗が大きく育つ前に害虫の被害に遭うと枯れてしまうため、種を蒔いたら防虫ネットなどでしっかり保護しましょう。

また、防虫ネットをかけると温度が上がりやすくなるため、育苗中は直射日光が当たらない風通しのよい場所で管理してください。

 

【水をしっかり与える】

白菜は水分を多く必要とする野菜です。発芽まで土を乾燥させないのはもちろん、発芽後は毎朝一回水やりを行いましょう。水切れを起こすと葉が黄色くなって落ちてしまいます。

ただし、湿度が高くなると腐ったり病気にかかったりやすいので、水はけのよい土を使いましょう。

 

【間引きは抜くのではなく切る】

白菜は根が再生しにくいため、間引きや植え替えの時に根を傷めるとそのまま枯れてしまう可能性があります。

間引きをするときに株を引き抜くと絡まった根が他の株の根を傷める可能性がありますので、ハサミなどを使って株を根元から切り落として間引きしましょう。

また、植え替えの際は根鉢を壊さないよう注意が必要です。

まとめ

育苗ポットなどを使って育てた白菜は、本葉が5枚程度になったら植え替えを行います。白菜の根は浅く横に広がるように生えるため、株間は30~40cm程あけるとよいでしょう。株同士が近すぎると葉数が少なくなったり結球しなかったりすることがあるので、注意してください。

白菜の苗は安価なので、自信がない方や育てる数が少ない場合は市販の苗を使ってもよいでしょう。

 

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