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ローズマリーの栽培方法とリースや入浴剤、料理などのおしゃれな活用法4つ。

ハーブのなかでも、料理や入浴剤などに使えるローズマリーは、用途の広さと育てやすさから人気の高いハーブです。今回は、ローズマリーの栽培方法と活用法を紹介します。

ローズマリーの栽培方法

ローズマリーはシソ科の多年草で、日当たりのよい場所であれば元気にすくすく育ちます。常緑の植物なので季節に関わらず収穫を楽しめるのも魅力です。

 

【品種】

ローズマリーには上に向かって垂直に伸びる「立性」と、地面を這うように広がる「匍匐(ほふく)性」があります。匍匐性のローズマリーはハンギングスタイルで楽しむのに適していますが、地植えすると広がりすぎることがあります。

立性であれば横に広がる心配がなく、コンパクトに育てることもできるため、ローズマリーをグラウンドカバーとして使うなどの意図がない場合は立性の品種が適しています。

 

【栽培・管理】

ローズマリーは種から育てることもできますが、発芽までに時間がかかるので苗からの栽培がおすすめです。苗の植え付け時期は春と秋で、極端な酸性でなければ土質を選びません。風通しと日当たりのよい場所であればしっかり育ちますが、過湿は好まないため、水はけのよい状態を作っておくとよいでしょう。土の表面が乾いたら数日おいてから水をたっぷり与えてください。

追肥は基本的に必要ありませんが、肥料を与えたほうがよく育ちます。

枝が伸びてきたら風通しを良くするため剪定を行いましょう。また、開花時期は花が終わったら花穂ごと切り取ると種ができて株が弱るのを防ぐことができます。

 

【収穫】

ローズマリーの収穫は春から秋にかけていつでも行うことができますが、冬は株が弱ってしまう可能性があるため、収穫はできるだけ控えたほうがよいでしょう。

太い茎は残し、伸びてきた枝の先を10cm程度カットしてください。

おしゃれな活用法

収穫したローズマリーは洗濯ばさみなどを使ってつるして乾燥させるか、小分けして冷凍すれば長期保存可能です。

 

【料理に使う】

ローズマリーの活用法の定番はやはり料理です。生のローズマリーはオイルや調味料に香りを移したいときや、パスタなどに練りこみたいときに適しています。はちみつや、りんご酢に全体を漬けて1~2週間置けば、炭酸水などで割ってドリンクとして楽しむことができます。

乾燥させたローズマリーはローストビーフなどのオーブン料理に最適です。

 

【ドライフラワーで虫よけ】

ローズマリーの香りには虫よけ効果があります。ドライフラワーのリースやポプリを玄関や窓に吊るしたり、クローゼットの中に入れておくと虫よけになるだけではなく、防臭・アロマ効果も期待できます。

 

【入浴剤】

ガーゼや不織布の小袋にローズマリーを入れて浴槽に浮かべると入浴剤として利用できます。ローズマリーには抗炎症・抗菌・抗ウィルス・抗酸化作用があるといわれており、肌を引き締めたり肌を健康に保ったりする効果を期待できます。

 

【ローズマリー軟膏】

ローズマリーを無水エタノールに3週間〜1ヶ月ほど浸しておくと、ローズマリーチンキを作ることができます。ローズマリーチンキを湯煎で溶かしたワセリンと混ぜて冷やすと、シワ改善・シミ取り効果があるといわれるローズマリー軟膏になります。

まとめ

育てやすく活用しやすいローズマリーは、屋外はもちろん屋内でも栽培可能です。インテリアグリーンにも最適なので、栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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