一覧に戻る

ベランダ菜園で育てるカリフラワー。美白処理などプランター栽培のコツと育て方。

生のままサラダにしても茹でても美味しいカリフラワーは、寒さに強く半日陰でも育つ、冬栽培に最適な野菜です。特に成長がゆっくりになる秋冬は手入れが楽で初心者に向いてます。地植えはもちろん、プランターでも栽培できるカリフラワーは、どのように育てればよいのでしょうか。

 

カリフラワーの育て方

カリフラワーは日当たりを好む野菜ですが、日当たりがあまり良くない場所でも育ちます。野菜用の培養土を使い、風通しの良い場所で育てましょう。

 

【プランターの選び方】

カリフラワーがしっかり根を張れるよう、ある程度大きなプランターを選んでください。高さ・幅・奥行き共に30cm以上のプランターが目安です。

排水システムがついている場合は必要ありませんが、付いていない場合は鉢底石を入れて水はけをよくしてください。

 

【植え付けと水やり】

カリフラワーは種から育てることもできますが、初心者は苗から育てたほうが失敗しにくく手軽です。葉の色が濃く厚みがあり、節が詰まった元気のよい苗を選びましょう。

植え付け前に苗に水を与えてたっぷり水を吸わせ、土を入れたプランターに根鉢を壊さないよう注意しながら植え付けます。たっぷりと水を与えます。植え付けから一週間くらいは毎日水をやりましょう。害虫がつきやすいので、植え付けたらすぐに防虫ネットで覆ってください。

 

根が育って定着したからは、土が乾いて葉が下を向いてきたら水やりをします。ただ、気温が下がる秋冬に水をやりすぎると湿度が上がって病気にかかりやすくなりますので、注意しましょう。

 

【追肥と土寄せ】

本葉が7枚くらい出て来たら追肥をして土寄せをしてください。カリフラワーは茎に対して葉が大きいため、土寄せをしないと倒れてしまう可能性があります。

また、花蕾(からい)が出てきたら2週間に1度のペースで追肥をしましょう。

肥料は株元ではなく、葉が広がった先よりも少し離れた場所に施します。プランター栽培ではプランターの縁に追肥するとよいでしょう。

気温が15度を下回る時期は生育の速度が遅くなるので、追肥は控えてください。

 

【収穫】

花蕾が15cm程度に成長したら、葉を数枚付けた状態で付け根から切り取って収穫します。プランター栽培ではあまり大きく成長しません。大きくなるのを待っていたら収穫時期を逃して味が落ちてしまったということがないよう注意しましょう。

栽培のコツと美白処理

カリフラワーを栽培するうえで最も注意したいのは害虫です。キャベツやブロッコリーなどと同じアブラナ科のカリフラワーは、害虫による被害が多いので、苗が小さいうちは防虫ネットで保護する必要があります。虫を見つけたら捕殺しましょう。

また、過湿に弱い野菜なので、水やりは控えめにしてください。気温が低い秋冬は土が乾きにくいため、過湿状態になりやすく特に注意が必要です。

 

カリフラワーには白、紫、黄色などの品種がありますが、白い品種は日光にあたると色が黄色くなってしまいます。食べられないわけではありませんが味が落ちるので、花蕾がある程度成長したら周囲の葉で花蕾を包み日光を当てない「美白処理」をしてください。紫や黄色の品種の場合は必要ありません。

まとめ

過湿と害虫にさえ注意すれば、ほとんど手間をかけなくても育つカリフラワーは、プランター栽培に適した初心者向けの野菜です。鮮度が落ちやすいため、収穫したばかりのカリフラワーの味はまさに格別と言われています。カリフラワーのプランター栽培にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

そのほかの「よくある質問」はこちら