ブロッコリー、かいわれ大根など、スプラウトにオススメの種7つと栄養、食べ方について。
室内で簡単に育てられるスプラウトは、収穫までの期間が短く栄養価も高いことから人気があり、栽培キットなども数多く販売されています。
しかし、キットでは値段が割高な上に、育てたいスプラウトが見つからなかったり、好みではないスプラウトが混ざっていたりすることがあります。自分で種を買って好みのスプラウトを育てたい方もいるのではないでしょうか。
今回はスプラウトの種と栄養、食べ方をご紹介します。
スプラウトの種類と栄養
スプラウトは発芽から収穫まで日に当てずに育てる「もやし系」と、発芽したら日に当てて育てる「かいわれ系」があります。もやし系のスプラウトを育てる場合は、段ボール箱や黒い布などを被せて光に当てないようする必要があります。
かいわれ系
・かいわれ大根(大根)
ピリッとした辛みがあるスプラウト。ビタミンCやビタミンKなどのビタミン類、眠りの質を改善するといわれるメラトニンを多く含んでいます。
・レッドキャベツスプラウト(レッドキャベツ)
赤紫色の茎とキャベツの風味を感じるマイルドな味が特徴。ビタミンCとポリフェノール、葉酸を豊富に含んでいます。
・マスタードスプラウト(からし菜)
スパイシーな辛さが特徴。ビタミンB、カリウム、鉄分、βカロテンを豊富に含み、栄養価が特に高いといわれています。
・ブロッコリースプラウト(ブロッコリー)
ブロッコリースプラウトは体内の解毒酵素や抗酸化酵素の生成を促進しする「スルフォラファン」を豊富に含んでおり、がん予防に効果があるといわれています。
・そばスプラウト(そば)
辛味や苦味がなく食べやすいのが特徴。ルチンやポリフェノール、ビタミンが豊富です。アレルギーの発症例はありませんが、不安な場合は避けてください。
もやし系
・もやし(緑豆・ブラックマッペ・大豆)
ビタミンC、食物繊維、カリウム、アスパラギン酸を豊富に含むもやしは低カロリーでダイエットに最適です。特に大豆もやしは、緑豆・ブラックマッペのもやしの約2倍も食物繊維、カリウム、ビタミンBを含んでいるといわれます。
・アルファルファ
良質のたんぱく質と食物繊維、各種ビタミン、酵素、ミネラルなどを豊富に含むアルファルファは、栄養価の高さから「野菜の王様」「全ての野菜の父」とも呼ばれています。
オススメの食べ方
スプラウトは加熱すると栄養が壊れたり流れ出たりしやすいため、生のまま食べるのがオススメです。ビタミンAやβカロテンなど脂と一緒にとると吸収率がアップする栄養素もあるため、ドレッシングをかけたり、肉料理などと一緒に食べるとよいでしょう。
ただし、もやし系は水分が多く傷みやすいため、生で食べると食中毒を起こす可能性があります。蒸すなどの調理で加熱して食べましょう。
また、スープであれば溶け出した栄養もとることができます。生野菜が苦手な人にオススメです。
まとめ
このほか、バジルやチアシード、ラディッシュなど様々なスプラウトの種が販売されています。スプラウトは季節に関係なく栽培できるので、栄養や味の好みで選んで育ててみてはいかがでしょうか。