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ビタミンとカロチン豊富で老化防止と美肌効果のあるシシトウ。手軽なプランター栽培の方法。

シシトウはピーマンやパプリカと同じ、辛くない唐辛子の仲間です。ビタミンやカロチンを豊富に含んで老化防止や美肌効果があるといわれているシシトウは、初心者でも育てやすく収穫量も期待できることから家庭菜園におすすめです。

今回は、シシトウのプランター栽培の方法をご紹介します。

シシトウの栽培環境

シシトウの旬は6~10月ごろで生育適正気温は25~30度です。

屋内栽培などで暖かい環境を作れば1年じゅう育てることができますが、日当たりがよい場所を好むため、できれば春に種まきや植え付けを行って屋外で栽培しましょう。

苗が小さいうちは温度管理が必要なので、初心者は苗からの栽培がおすすめです。

プランター選び

シシトウは根を深くはるため、プランターは深さがあるものを選ぶ必要があります。深さ30cm以上、幅60cmくらいの長方形のプランターなら2株植えることができます。

栽培方法

シシトウは日当たりがよい場所と水はけがよい土を好むため、プランターには鉢底石を敷きましょう。また、土は市販の培養土でかまいません。肥料が入っていない場合は元肥を混ぜてください。

 

【種まき】

シシトウの種まき時期は3月ごろですが、発芽適温が高いためプランターに直接まいても芽が出ない可能性があります。育苗ポットに種をまき、ポットは屋内など温かい場所において管理しましょう。

土を入れた育苗ポットの真ん中に2~3粒のタネまき、手で軽く押さえてから水をたっぷり与えてください。

 

【植え付け】

花が咲き始めたら植え付けの時期です。

ポットより少し大きめの植え穴に根鉢の肩が少し出る程度の浅植えにしたあと、周辺の土を株元に寄せ根元を軽く手でおさえてください。

苗を購入する場合は、茎が太くまっすぐで、本葉が10枚ついた苗を選びましょう。花がついていない場合はすぐに植え替えず、花が咲くまで育苗ポットで育ててから植え替えつけましょう。

 

また、シシトウは実が多くつくわりに茎が弱いため、重みや風の影響で茎がおれるのを防ぐために支柱を立てる必要があります。植え付けと同時に茎に寄り添うように支柱を立て、麻ひもなどで苗を支柱にとめてください。苗に支柱が直接触れると傷がつくので、間隔を空けるなど注意しましょう。

 

【脇芽かき】

一番花の下にある2~3本の脇芽を残し、それ以外の脇芽はかき取ってください。

 

【水やりと追肥】

シシトウは乾燥に弱いので水切れを起こさないよう注意しましょう。土の表面が乾いたら、そこから水が流れですまでたっぷり水を与えてください。

また、肥料は植え付けから2週間後に最初の追肥を行い、それ以降は2週間に一度化成肥料を与えるか、1週間に一度、水やりを兼ねて液体肥料を与えてください。実付きがよく肥料切れを起こしやすいので、追肥を忘れないようにしてください。

 

【収穫】

開花から2~3週間後が収穫の目安です。最初の収穫は少し早めにすると株の負担を軽減できます。

収穫が遅れると実が辛くなるので、収穫期を見極め早めに収穫するようにしましょう。

まとめ

プランターを利用すればベランダでも手軽にシシトウを育てることができます。水切れと肥料切れに注意すれば長期間収穫を楽しむことができるので、シシトウのプランター栽培にぜひ挑戦してください。

 

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