病虫害に強く、コンパクトでプランター栽培にぴったり!ミニキュウリ、ラリーノの育て方。
サラダなどの料理に使えて栽培も比較的簡単なキュウリは、家庭菜園向けの野菜ですが、ベランダなどの狭い場所では育てにくいというイメージがあります。
しかし、ミニキュウリであればコンパクトで育てやすいため、プランター栽培にも最適です。
今回は、ミニキュウリの中でも特に人気が高い「ラリーノ」を紹介します。
ラリーノの特徴
ラリーノは長さ9~10cm、直径2cm程度の小さな実をつけるミニキュウリで、表面にイボがなくツヤツヤしているのが特徴です。
キュウリは主枝に実がなる「節成り性」と、主枝には実がつきにくく側枝に実がつく「飛び成り性」がありますが、ラリーノは節成り性なので側枝を増やす必要がなく、コンパクトに仕立てる事ができます。
また、「ラリーノ」「ラリーノPro」「ラリーノホワイト」といった食味などが異なる種類があるため、好みに合わせて選ぶことができます。
育て方
ラリーノをはじめとしたミニキュウリの栽培方法は、通常サイズのキュウリと基本的に同じです。ラリーノは病害虫に強いため、初心者でも比較的観点に栽培することができます。
【植え付け】
ラリーノは種、苗のどちらからでも育てることができますが、初心者は苗からの栽培がおすすめです。
深さ25~30cmのプランターに鉢底石を敷いて市販の野菜用の土を入れ、苗のポットより一回り大きな植穴を開けて水でしっかりと濡らしておきます。根鉢を壊さないよう注意しながら植え付け、根が土に密着するよう手で軽く押さえたあとは、茎から少し離れた場所に仮支柱を立ててください。
土の乾燥を防ぐため、表面にバーク堆肥を敷き詰めておくとよいでしょう。
【水やり・肥料】
キュウリは水を好む野菜です。地表面が乾いてきたらそこから水が流れ出るくらいたっぷり水を与えてください。気温が高い夏は、朝夕二回水やりする必要があるかもしれません。
また、キュウリは肥料を好むため、1週間に一度のペースで液肥を施してください。特にラリーノは実なりがよいため、多くの水分と栄養が必要となります。水切れや肥料切れにならないよう、注意してください。
【支柱立て】
苗が成長してある程度の高さに育ったら、支柱を立てましょう。
ラリーノは主枝に小さな実が房状に実るため、支柱を立てないと茎が折れてしまう可能性があります。朝顔などに使う「あんどん型」の支柱がおすすめです。
まとめ
ラリーノは側枝が出にくく実なりがよいため、摘芯や摘果をしなくてもある程度の収穫が期待できます。しかし、摘芯などを行うと収穫量アップが期待できるため、たくさん収穫したいという方は、摘芯や摘果も行うとよいでしょう。