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爽やかな香りとシャキッとした歯ごたえが特徴のセロリ。家庭菜園で育てる際のコツは?

独特な香りと歯ごたえが人気のセロリは、生のままサラダにしたり炒め物やスープにも最適な野菜です。地植えはもちろんプランターでも栽培できて、比較的簡単に育てられることから初心者向きの野菜として知られています。

今回は、家庭菜園でセロリを栽培する際のコツをご紹介します。

苗からの栽培がおすすめ

セロリはタネからと苗からのどちらでも育てることができますが、タネの発芽率があまり良くないため、数株程度の栽培なら苗から育てるのがおすすめです。

酸性土壌を嫌うため、地植えする場合は石灰などを使って土の酸性度を調節しておきましょう。プランターの場合は市販の培養土で問題ありません。

植え付け前にポットごと水に浸したあと根鉢を壊さないように植え付けます。深く植えると茎が腐りやすいため、根鉢の上が少し見える程度の浅植にしてください。

植え付け後は毎日たっぷり水やりをして根の定着を促します。

風通しがよい半日陰で

セロリの生育適温は16~21度で比較的涼しい環境を好みます。夏の暑さに弱いだけではなく、直射日光に当たると葉が硬くなって食味も落ちるため、風通しがよい半日陰で育てましょう。夏は必要に応じて日よけなどを設置してください。

肥料は小まめに

セロリは肥料切れを起こすと生育が悪くなってしまいます。多くの肥料を必要とするわけではありませんが、肥料を切らさないよう小まめに追肥するとよいでしょう。

地植えの場合は二週間に一回程度、プランターの場合は一週間に一回程度のペースで少量の肥料を与えるとしっかり育ちます。

水切れに注意する

セロリは乾燥にも弱いため水切れを起こさないよう注意が必要です。プランターの場合は表面の土が乾ききる前に多めに水やり、地植えの場合は晴天が長く続いて土の表面が乾燥したら水を与えてください。敷き藁をして乾燥を防ぐのもよいでしょう。

脇芽かき・下葉かき

植え付けから一か月程度たつと成長速度が上って脇芽や下葉が伸びてきます。そのままにしていると栄養が分散してしまうので全て取ってしまいましょう。脇芽や下葉は炒め物などに利用できます。

脇芽や下葉をとったあとに水やりをするとそこから腐る可能性があるので、取った日は水やりをしないでください。

収穫前は水を控える

通常品種なら丈が30~40cm、ミニ品種なら20cm程度で収穫の適期ですが、収穫前に湿度が高いと軟腐病にかかりやすくなります。収穫前は水やりを控え、軟腐病を防ぎましょう。

まとめ

害虫被害に遭いやすい夏に育てる野菜の中でも、セロリは虫がつきにくく育てやすい野菜です。水切れと肥料切れ、高温などに注意すれば旺盛に育ちます。株ごと収穫するのではなく、外側の葉から順次収穫していくと長く収穫できるので、ぜひ栽培に挑戦してください。

 

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