ネギの葉先が茶色く枯れてしまうのは水不足や肥料が原因?考えられる原因5つ。
鍋や味噌汁などに活躍する白ネギや葉ネギは、自宅でも比較的手軽に育てられる野菜ですが、葉先が茶色や黄色に枯れてしまうことが少なくありません。
ネギの葉先が枯れる原因はさまざまで、環境を見直すだけで改善できる場合があれば、しっかり対策しなければ全体が枯れてしまうこともあるため、何が原因で葉先が枯れているのかを知る必要があります。
病気
ネギの葉先が枯れる原因として最も注意したいのが「べと病」「黒斑病」「葉枯れ病」などの病気です。葉先以外の部分にも症状が出たり、白や黒、暗緑色などの病斑が出たり、カビが生えたりするので見た目で判断しやすいといえるでしょう。
そのままにしていると、全体が枯れるだけではなく他の株も枯れる原因となりますので、見つけたら早期に対処しましょう。
また、病気にならないよう通気性を良くし、多湿状態にならないようすることも重要です。
葉が古くなった
ネギの葉は二~三週間くらいかけて成長し、成長が止まると十日くらいで寿命を迎え、葉先から枯れていきます。
ごく自然に起こる世代交代なので、特に心配する必要はありませんが、古い葉をつけたままにしておくと不要な栄養を消費することになるため、枯れ始めたら摘み取るとよいでしょう。
栄養バランスが悪い
肥料のやり過ぎや成長過程で土の栄養が偏ることで葉先が枯れることがあります。
特に多いのは窒素過多ですが、ホウ素過剰、カルシウム、リン、マグネシウム欠乏でも枯れることがあります。
根が弱っている
ネギの根は浅く伸びるため、強い日光や乾燥、多湿などの栄養を受けやすいだけではなく、土寄せが原因で根が酸欠を起こしているなど、根の弱りが原因で葉先が枯れることがあります。
適度な保湿性と排水性、通気性のある土を使って育て、気温が高い時期に土寄せを行わないなど、根が弱らないよう注意しましょう。
水分の過不足
ネギは過湿に弱い反面、乾燥にも弱いため水分管理が悪いと葉先から枯れてしまいます。気温が高い時期はもちろん、株が成長し水分の消費量が多くなる収穫直前やプランターなどで育てている場合は水分不足になりやすいので注意しましょう。
また、水分が多く多湿状態になると病気の原因にもなるため、ネギを育てるときは排水性のよい土を使うようにしましょう。
まとめ
ネギの葉先枯れはさまざまな要因で起こりますが、その原因によって対処法が異なるため、まずは原因を特定することが重要です。
特に、病気が原因の場合は、放置していると株全体・畑全体などに症状が広がるため、予防と早めの対策を行いましょう。
なお、肥料の過不足などで葉先が枯れている場合は、枯れた部分を切り取れば食べられます。