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種(豆)から始める豆苗の水耕栽培法。

豆苗はエンドウ豆の新芽のことです。発芽から一週間程度で収穫でき、土での栽培だけではなく水耕栽培が可能であること、栽培が簡単であることから、子供と一緒に楽しみたい、手軽に野菜を育てたいという方に最適です。

市販の豆苗を使った「再生栽培」も可能ですが、今回は種を使った水耕栽培の方法を紹介します。

豆苗の栽培方法

豆苗は土でも水耕栽培でも育てることができますが、土を使うと病害虫のリスクが上がったり、必要な道具が増えたりするため水耕栽培がおすすめです。土で部屋が汚れる心配もないため屋内で栽培でき、季節を気にせず始めることができます。

 

【道具】

必要な道具は「豆苗の種」「容器」「スポンジ」「霧吹き」です。水耕栽培キットを使用してもよいですが、食品トレーなどでも代用できます。スポンジは目が粗いと種が落ち、目が詰まり過ぎていると根が張りにくくなるため、食器洗い用の一般的なスポンジが適しています。

種はエンドウ豆の種ではなく、豆苗用のものを使いましょう。

肥料は必要ありません。

 

【栽培方法】

1:容器にスポンジを置き、全体が浸るまで水を注ぐ

2:重ならないよう注意しながら種をまく

3:発芽までは暗い場所に置き、種を乾かさないよう霧吹きで湿らせる

4:発芽したら毎日水を取り替える。水の量は種の下が少し浸かる程度

5:5cmになったら日光を当てて育て、1週間から10日ほどで収穫

 

栽培の適温は15~25度です。寒いと成長が止まるため適温を保つよう注意しましょう。発芽までは種を乾かさないよう管理してください。

強い日光に当てると緑が濃くなり、歯触りが固くなります。直射日光ではなくカーテン越しなどの柔らかい光で育てるとちょうどよい固さになります。

収穫を二回楽しむ方法

豆苗は再生力が強いため、収穫するときに脇芽を残しておけば二回目の収穫を楽しむことができます。

一回目の収穫時に種の上の脇芽を二枚残すようにカットすると茎が再び伸びて10日程度で収穫可能な大きさになります。

水耕栽培の場合、二回目以降はカビが生えやすくなるなど衛生上の問題があるため、収穫は二回にとどめておきましょう。

豆苗の食べ方

水耕栽培で育てた豆苗は生でも食べることができます。歯ごたえを楽しみたい場合はそのまま、少し柔らかくしたい場合は軽くレンジで加熱するとよいでしょう。

また、生で食べるのは不安と感じる場合はスープや炒め物、鍋などの加熱調理に使うとよいでしょう。コクがあるため、ベーコンやちくわなど、味がしっかりした食材とも合います。

まとめ

豆苗の水耕栽培は発芽から収穫までの期間が短く、やることといえば水の管理くらいなので気軽に挑戦することができます。

小さなスペースで栽培できるので、インテリアグリーン感覚で育ててみてはいかがでしょうか。

 

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