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春ジャガイモの栽培におすすめのジャガイモシリカとは?腐敗防止と土地改良などのメリット4つと使い方について。

年が明けて寒さが残る2月中旬から3月上旬にかけては、春ジャガイモの植え付けシーズンです。

春ジャガイモの基本的な育て方は秋ジャガイモと同じですが、秋ジャガイモは種芋が高温で腐るのを防ぐため一個丸ごと植え付けるのに対し、春ジャガイモは種芋をカットして植え付けるという点に違いがあります。

昔は切ったイモの断面に灰をつける処理を施していましたが、近年はジャガイモシリカを使う方が増えています。

ジャガイモシリカのメリット

ジャガイモシリカは天然ゼオライトからできた農業資材です。ゼオライトは、ミネラルを豊富に含んでいるだけではなく、多孔質であるため水分やガスを吸着する性質を持っていることから、ジャガイモの成長を助ける様々な効果が期待できます。

 

【乾燥の手間なく腐敗防止】

春ジャガイモは種芋をカットして植え付けを行いますが、そのまま植えると切り口から腐ってしまうため、灰をつけてから植え付けるか、数日間かけて乾燥させてから植え付けることで腐敗を防止していました。

ジャガイモシリカは水分をよく吸着するため、断面につけると乾燥の手間や時間をかけることなく腐敗防止処理を行うことができます。

 

【保肥力が上がる】

ジャガイモシリカは水分を吸収するだけではなく、土に含まれる栄養分を取り込んでキープするため、土の保肥力を高める効果があります。

 

【発根と生育を促進する】

根の成長を助けるカリウムを含んでいるため、発根を促進させるだけではなく、根の活着や生育を促進させる効果を持ちます。カリウム以外のミネラルも含んでいるため、切り口に塗っておくと芋の生育環境をよくできます。

 

【土壌改良になる】

豊富なミネラルを含み、保肥力の向上果があるジャガイモシリカは、土に混ぜることで土壌改良剤としての役割も果たします。

ジャガイモシリカの使い方

ジャガイモシリカは、切った種芋の断面につけるほか、定植後にふりかけるなどして使います。

また、ジャガイモだけではなく、山芋や里芋などの芋類、球根類、豆類、そのほかの野菜や花などに幅広く使えます。種まきや定植のときにふりかけて使うとよいでしょう。

まとめ

古くから使用されてきた灰は、ある程度の腐敗防止効果はあるものの、その効果は完全とはいえず、科学的根拠も曖昧でした。

しかし、ジャガイモシリカは科学的な根拠があるだけではなく、腐敗防止効果も高いため、農家はもちろん家庭菜園でも利用する方が増えています。

春ジャガイモを栽培するなら、土壌改良効果があり他の野菜にも使えるジャガイモシリカを試してみてはいかがでしょうか。

 

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