切り取ったヘタ、芽が出てしまった野菜も!リボベジのメリットとネギ、ニンジンなど手軽に挑戦できる6種類。
リボベジ(rebovege)とは、調理の際に出た野菜のヘタや根などから野菜を育てて再収穫を楽しむ「再生野菜(reborn vegetable)」のことです。水と容器、再生する野菜の元があれば室内で手軽に楽しめることから近年ブームとなっています。
リボベジのメリット
リボベジはゴミとして捨てられてしまう野菜の切れ端や、芽が出て使えない野菜などを使用するため、ゴミ削減に繋がるだけではなく、栽培と収穫の喜びを手軽に楽しめるといったメリットがあります。
必要なものは、水と容器だけなので費用も掛からず、屋内栽培なので季節を問いません。
栽培開始から収穫までの期間は種や苗から育てるよりも短く、通常は出回っていない野菜の部分を食べられるなどのメリットがあります。
また、リボベジというと一般的には水耕栽培をさしますが、土に植えるとさらに大きく育てられる、水耕栽培に向いていない野菜も育てられます。
おすすめの野菜
水耕栽培のリボベジでは、葉を収穫して食べられる野菜を使います。土を使う場合は葉が食べられない野菜も育てることができますが、収穫までには苗から育てるときと同じくらいの時間がかかります。
今回は、手軽に始められる水耕栽培のリボベジにおすすめの野菜を紹介します。
【大根】
切り取った大根のヘタを、浅く水を張った容器や濡らしたキッチンペーパーの上に置いておくと、新しい葉が伸び始めます。葉を切り取って炒め物や菜メシなどに使えるだけではなく、そのまま育てていると花が咲くのでインテリアとしても楽しめます。
【人参】
大根同様、ヘタを使って葉を育てて収穫を楽しめます。人参の葉は爽やかで独特な香りがあり、スープの具や炒め物などに利用できます。
【豆苗】
カットした豆苗の根の部分を水に浸けておくと、脇芽が伸びて10日程度で再収穫できるようになります。カットするときは脇芽を切り落とさないよう注意しましょう。
【ネギ・玉ねぎ】
根がついたネギの根元を5~10cmほど残し、水に浸けておくと葉が伸びで再収穫できます。
また、玉ねぎも根がついた芯の部分を使って葉を育てることができます。芽が伸びてしまった玉ねぎがあれば、捨てずに再生してもよいかもしれません。
【ニンニク】
根や芽が出てしまった片を育てるとニンニクの芽が収穫できます。
また、土に植えればニンニク自体を再生できます。水耕栽培のリボベジに比べると難しいですが、挑戦してみてはいかがでしょうか。
【バジル】
根がついていなくても水に差しておくだけで根が伸び始めるバジルは、生育旺盛でリボベジに最適です。見た目もよいのでインテリア感覚で育ててもよいでしょう。
まとめ
このほか、チンゲン菜や小松菜、水菜、セロリなどもリボベジに利用できます。キャベツも再生できますが、肥料が必要になるなどやや上級者向きです。
また、土を使えばジャガイモなども再生可能です。色んな野菜でリボベジを楽しんでみてはいかがでしょうか。