コデマリ、エニシダ、ヤマブキなど、花が美しく背が低めの庭木7つ。
庭木は日よけや視線避け、敷地の境界を示す目印などさまざまな用途に利用できますが、花が咲く庭木は季節を感じさせてくれるだけではなく、少ない手間で何年も花を楽しめる、庭に奥行きや立体感、彩りを与えてくれるなどさまざまなメリットがあります。背が低めの木であればメンテナンスがしやすく、他の植物とも組み合わせやすくなります。
今回は、花が美しい背が低めの庭木を紹介します。
ジンチョウゲ
ジンチョウゲは紅紫色と白のコントラストが美しい小さな花を毬状に咲かせる常緑の低木です。花が美しいだけではなく、とても良い香りがすることでも人気があります。
成長がゆっくりなため剪定などの手間が少なく、水はけがよく日当たりのいい場所であれば、肥料を与えなくても毎年花が咲きます。
コデマリ
コデマリは白い小さな花が毬状に固まってつき、枝がしだれるようになる落葉低木です。花がたくさんつくため見ごたえがあり、非常に人気があります。寒さにも暑さにも強いため、初心者でも育てやすいでしょう。
エニシダ
エニシダは鮮やかな黄色の花が細い枝に並ぶように咲くマメ科の低木です。暑さにも寒さにも強く、大きくなりすぎないため初心者でも育てやすいことから人気が高まっています。洋風の庭にも和風の庭にも合わせやすいのも人気の理由の一つでしょう。
アジサイ
アジサイは梅雨の時期を代表する花として知られていますが、花色や形、大きさ、咲き方などのバリエーションが豊富であることから、日本だけではなく世界的にも人気がある低木です。一本だけでもよいですが、複数植えると見ごたえがアップします。
ツツジ
ツツジは公園の生垣などに多く利用されている低木で、花姿は一重咲き、八重咲き。色はピンク、赤、白、薄紫など種類が豊富なのが魅力です。成長が遅く剪定などの手間がかからない、ほとんど何もしなくても毎年花が咲くなど、初心者でも育てやすいのも大きな特徴です。
ヤマブキ
ヤマブキは桜や桃に似た形の山吹色の花が咲く低木で、万葉集にも読まれるなど古くから鑑賞されてきました。丈夫で育てやすく、寒さや暑さにも強いため初心者にも向いています。
セイヨウニンジンボク
セイヨウニンジンボクは美しいブルーの花が円錐形の花穂にたくさんつく姿が特徴的な落葉性低木です。枝が混みあいすぎないので涼し気な印象があり、イングリッシュガーデンなど洋風の庭にマッチします。
まとめ
庭木を使うと少ない手間で何年も花を楽めますが、種類によっては剪定の手間が多くかかったり、害虫がつきやすかったりするほか、花の香りや落ちた花びらが近隣トラブルになることがあります。
一度植えると抜いたり植え替えたりするのが大変なので、植える位置や種類選びは慎重に行いましょう。