袋を開けて種イモを植えるだけ!見た目から美味しそうなカルビーのポテトバッグとは?
2021年の12月、「ポテトチップス」や「じゃがりこ」「じゃがビー」など、ジャガイモを使ったお菓子を数多く製造している企業「カルビー」が、同社を代表するロングセラー商品「ポテトチップス」のパッケージにそっくりな袋に入ったジャガイモ用の土「ポテトバッグ」を発売しました。
その見た目のユニークさなどからSNSでも話題になったポテトバッグとはどのような品なのでしょうか。
ポテトバッグとは
ポテトバッグは、ジャガイモのプロフェッショナルカンパニーといわれるカルビーポテト株式会社と、園芸用土の販売でトップクラスのシェアを誇る株式会社プロトリーフが、「次世代を担う子供たちにジャガイモや土に触れる機会を作りたい」という想いから約三年の時をかけて共同開発した「ジャガイモ栽培用土」です。
ポテトチップスのパッケージにそっくりなデザインの袋に、ココヤシピートやハスクチップといった軽くて持ち運びしやすい植物原料由来の土と初期生育に必要な元肥が入っています。
袋は口を開けて上部を折り返し、そこにあるマークにあわせて穴をあけるとそのまま栽培容器として使えるようになっているため、マンションなど庭がない場所でもジャガイモ栽培を楽しめるだけではなく、自分でプランターを用意する必要もありません。
また、一般的な土は燃やすことができないため処分に困ることがありますが、ポテトバッグの土は植物由来原料を100%使用しており、燃やすことができます。自治体によって違いはありますが、燃えるごみとして捨てられるため、処分法など気にせず気軽にジャガイモ栽培を楽しむことができます。
ポテトバッグ用の種芋
ポテトバッグは土のみで種芋は付属していません。そのため、ポテトバッグを使ってジャガイモを栽培するためには自分で種芋を用意する必要があります。
種芋は園芸店などで購入できる男爵やメークインといった一般的なジャガイモの種芋を使用してもよいですが、ポテトバッグで栽培するのに適したカルビーポテトのオリジナル品種「ぽろしり」を使うと、種芋をカットしたり断面を乾かしたりする手間もなくジャガイモ栽培を楽しむことができます。
まとめ
ポテトバッグとポテトバッグ用の種芋「ぽろしり」の取り扱いエリアは、九州地方から順次拡大し、2022年2月上旬ごろをめどに北海道を除く全国の園芸店やホームセンターなどで発売予定です。グリーンワークスでも取り扱いを開始しており、ポテトバッグと種芋をセットで販売しています。