観葉植物「ポトス」の育て方!水やり頻度や置き場所は?
光沢がある緑の葉に黄色い斑模様が不規則に入ったポトスは、生育が旺盛で初心者でも育てやすい観葉植物です。
英語では「Devil’s ivy(悪魔のツタ)」と呼ばれることもあるポトスですが、「長い幸」「永遠の富」「華やかな明るさ」という花言葉を持つため、贈り物としても人気があります。
今回は、ポトスの特徴や管理の仕方をご紹介します。
ポトスの特徴
ポトスはサトイモ科ハブカズラ属の常緑多年草で、和名では黄金色の葉を持つツル植物であることから「黄金カズラ」と呼ばれています。
ソロモン諸島原産で、寒さには弱いものの暑さには強く、熱帯地方では大きな木を這いあがるように絡みついて育っています。
緑の葉に黄色い斑模様が特徴的ですが、葉全体が黄金色の品種「ライム」や、黄色ではなく白い斑が入る「マーブル・クイーン」などの品種があります。
葉が小さいうちは卵型をしていますが、大きくなると葉に切れ込みが入って見た目が変わるため、仕立て方を変えて見た目の変化を楽しむこともできます。
管理の仕方
ポトスは温暖な気候を好む植物で、気温が15度以上になると旺盛に成長します。苗の植え付けや植え替えは気温が15度以上になる5月から9月ごろが適しています。
ただし、強い直射日光にあたると葉焼けしたり株が弱ったりしやすく、気温が高すぎても負担がかかりやすいため、7月から8月は避けたほうが無難です。
日当たりのよい場所を好みますが日陰でもよく育ちます。直射日光は苦手なので、風通しの良い半日陰や明るい窓辺などの置くとよいでしょう。日当たり不足だとツタが徒長してくるので、その場合は少し日当たりが良い場所に移動してください。寒さに弱いため、冬場は屋内で管理するとよいでしょう。
水やりの頻度は、気温が15度以上ある成長期は土の表面が乾燥したら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与え、気温が低く成長が止まる休眠期は一週間に1~2回程度に控えます。多湿環境を好むので、成長期は小まめにきりふきで水をかけたり、腰水で管理したりするとよいでしょう。
肥料は与えなくても育ちますが、成長期に液肥を10日に1回程度の頻度で与えると早く成長します。休眠期は肥料をやると肥料負けしやすいので与えません。
剪定は形が崩れてきたら適宜行います。気温が上がり始める夏前に剪定しておくと風通しがよくなり病気の予防になります。
まとめ
成長したポトスは挿し木や株分けで増やすことができます。ハンギングで下向きにたらしたり、トレリスで上向きに伸ばしたりできるほか、寄せ植えでも楽しめるので、プレゼントなどでもらったときはぜひ育ててみてはいかがでしょうか。