農作業中の熱中症対策!夏の作業中に注意すること
熱中症とは、温度や湿度が高い場所で体温の調節機能が働かなくなったときに起こる、体温上昇、めまい、体のだるさ、けいれんや意識の異常などの症状のことで、最悪の場合命を落とすこともあります。
猛暑を超えて酷暑とも表現される近年は熱中症リスクが高まっており、タレントの所ジョージさんも畑仕事中に熱中症になって救急搬送されるなど、農作業中に倒れるケースは少なくありません。
夏の農作業中に熱中症にかからないようにするには、どのような対策をすればよいのでしょうか。
体調に注意する
熱中症は健康な人でもかかってしまう恐れがありますが、睡眠不足や二日酔い、病み上がりなど体調が良くないときはかかるリスクが高くなります。農作業を予定している日の前日は深酒や夜更かしを避けて体調を整えましょう。
また、空腹時も熱中症にかかりやすくなります。気温が低い午前中に作業を済ませたいという思いから朝食を取らずに作業するなど、食事を取らずに作業するのは危険ですので、きちんと食事を取ってから作業しましょう。
水分補給とこまめな休憩
熱中症予防にはこまめな水分補給と休憩が重要ですが、作業に集中しているとつい時間を忘れてしまうことがあります。スマートフォンのアラームなどを使って、15分に一回など決まった間隔で休憩がとれるよう管理しましょう。
また、休憩中の水分補給は経口補水液や薄めのスポーツドリンクなど塩分とミネラルを含んだ飲み物が適しています。塩分を含んでいない麦茶などの場合は、塩飴や梅干しで塩分も補給しておきましょう。
カフェインを含むコーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどは避けてください。
帽子や冷却グッズを使う
屋外では帽子を身につけて直射日光を避けるほか、保冷材を首に巻く、空調ウェアを着る、スポットクーラーや送風機などを使うなどして体温上昇を防ぎましょう。
気温の高い時間帯は避ける
作業は気温の高い昼間を避け、気温が上がる前の午前や涼しくなった夕方に行うようにしましょう。
ハウスや温室は換気する
通気性の悪いハウスや温室の中は湿度が高くなりやすく熱もこもりやすいため熱中症にかかりやすくなります。作業を始める前からドアを開けるなどして換気を行い、湿度と温度を下げておきましょう。
また、自然換気だけでは不十分な場合はサーキュレーターなどを使って強制的に喚起を行ってもよいでしょう。
まとめ
熱中症は対策をしていてもかかってしまうことがあります。作業中に体調に異変を感じた時はすぐに作業を中断して涼しい場所に移動し、休憩と水分補給を行いましょう。
また、熱中症の症状で立ち上がったり歩いたりすることが困難になることもあります。万が一の時にすぐ助けを求められるよう、二人以上で作業する、すぐに誰かと連絡が取れるよう電話を携帯しておくなど備えておきましょう。
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