鉢植えにおすすめ!サイネリアの管理方法を教えてください。
サイネリアは花が少ない冬の季節を明るく彩ってくれる花で、鮮やかな色やこんもりと花が咲く姿から鉢植えとして人気があります。卒業式や入学式などで会場の飾りつけに利用されることも多く、プレゼントなどとしてもらうこともあるかもしれません。
今回は、サイネリアの管理方法についてご紹介します。
サイネリアの特徴
サイネリアは北アフリカやカナリア諸島などに分布しているキク科の花で、日本では「シネラリア」という名前で知られていました。
しかし、シネラリアという名称が死を連想させるということから、現在ではサイネリアという名で流通しています。
草丈は品種によって20cmから100cmほど、花の大きさは2cmから10cmと幅が広く、花の色も青、ピンク、白、黄、紫、複色などバリエーションが豊富です。
細かく分岐した茎の上部に花がたくさんつくため見ごたえがあり、大きさ、色の種類が豊富なことから冬から春までの鉢花の定番となっています。
サイネリアの管理方法
サイネリアの花期は12月から4月と寒い時期ですが、元々は気温が高い地域を原産とする花であるため耐寒性はあまり高くありません。
そのため、気温が上がる春先までは屋内で管理を行います。日当たりを好むので、暖かい窓際で管理し、晴れた日の日中は屋外に出して日を当てるとよいでしょう。
【温度管理】
気温5℃くらいであれば耐えられますが、0℃を下回ると枯れる可能性があります。春でも夜間は冷えるという地域では、夜間だけ屋内に取り込むなどするとよいでしょう。急激な温度変化に弱いので、暖房の利いた屋内と屋外のように温度差がある場所に移動する場合は、日当たりがよい廊下などに数日間おいて温度に慣らしてから移動するなどすると株が弱るのを防ぐことができます。
【水やり・肥料】
水やりは土の表面が乾いたら鉢底から水がたっぷり流れ出るまで行います。花に水がかかると傷んでしまうので、株元に水をあげてください。湿気がこもりやすいため蒸れないよう注意しましょう。
10日に1回程度、液体肥料を与えると花付きが良くなります。
【花がら摘み・切り戻し】
咲いてからしばらくたった花は散り始める前に摘むと次の花が咲きやすくなります。枯れた花をつけたままにしておくと株が弱るだけではなく病気の原因になることがあるのでそのままにしないようにしましょう。
花が少なくなって階下が一段落したら脇芽の上の節で切り戻します。
まとめ
サイネリアは本来多年草ですが、日本では夏越しが難しいため一年草として扱われます。低温に当てないことと花がらを摘みをきちんと行うことを忘れなければ簡単に育てられますので、冬の鉢花として楽しんでみてはいかがでしょうか。