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いつがいい?!常緑広葉樹の植え付け時期について教えてください。

一度植え付ければ何年も花や実を楽しめる庭木は、手間をかけずに庭を彩りたいという方に最適です。なかでも、秋冬に葉が落ちない常緑樹は、季節にかかわらず緑を楽しめるだけではなく、垣根などにも適していることから人気があります。
今回は、庭木として人気が高い常緑広葉樹の植え付けについてご紹介します。

 

常緑広葉樹とは

常緑広葉樹とは、秋冬でも葉が落ちることなく一年中緑の葉をつけている「常緑樹」のなかでも平らで広い葉を持っている木のことです。
代表的なものとしては、カシ、シイ、イヌツゲ、ツバキ、サザンカ、ゲッケイジュ、キョウチクトウ、マサキ、ユーカリ、ナンテンなどがあります。
寒い地域を原産とする種類、温暖な地域を原産とする種類などがあるため、成長が活発な時期と緩やかな時期は樹種によって異なるため、管理作業は樹種に合わせて行う必要があります。

植え付けの時期

気温が下がると葉を落とす落葉樹は樹種によって多少の違いはあるものの基本的には春から秋にかけて成長し、冬は休眠状態になるというサイクルを繰り返しています。
しかし、冬でも葉が落ちない常緑樹は樹種によって成長サイクルが異なるため、植え付けや植え替えはもちろん、剪定や施肥なども樹種に合わせて行う必要があります。植え付けたあとに根がしっかりと成長するよう、その樹木の成長期を選んで植え付けを行いましょう。

常緑樹は冬でも成長する種類が多いですが、気温が低い時期は成長が鈍くなることが多いので基本的には冬を避けて植え付けや植え替えを行います。
一般的に常緑広葉樹は、春についた新しい芽が活発に成長する6月~7月頃が適期といわれていますが、ツバキ、ジンチョウゲ、ツツジ、シャクナゲなど新芽が付くのが早い樹種の場合、暖かい地域では4月頃に植え付けを行っても問題ありません。
また、寒さに強いマサキやアセビなどは6月~7月よりも少し気温が低い4月や10月ごろに植え付けることもできます。
一方、温暖な気候を好む樹種や南国産の樹種は寒い時期を避け、気温が高い時期に植え付けを行った方がその後の成長がスムーズです。
真夏は避けた方がよいですが、6月~7月に加え、暑さが少し収まりはじめる8月~9月頃に植えてもよいでしょう。

まとめ

常緑広葉樹の植え付けは6月・7月頃であればまず問題ありませんが、ベストシーズンは木の種類や住んでいる地域の気候などによって変わります。まずは、植えようとしている木の成長サイクルなどを調べて見てはいかがでしょうか。
また、自分では判断が難しい、植え付け作業が難しいと感じる場合は、業者に植え付けを依頼するという方法もあります。

 

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