プロが教える!ポインセチアをクリスマス後も美しく保つ方法
クリスマスシーズンになると、園芸店には赤やピンクのポインセチア、プリンセチア、クリスマスツリーにぴったりなゴールドクレストが並び、華やかな雰囲気を演出します。しかし、クリスマスが終わった後にこれらの植物が枯れてしまったり処分されることも多いもの。実は、しっかりとケアをすれば、次の年も楽しめるように育て続けることができます。今回は、ポインセチアやゴールドクレストをクリスマス後も美しく保つための方法をご紹介します。
ポインセチアとプリンセチアの特徴と育て方
ポインセチアとは?
ポインセチアは、赤や白に彩られた美しい「苞(ほう)」が特徴的な植物です。クリスマスシーズンを彩る定番の植物で、多くの方に愛されています。プリンセチアは、サントリーが開発したポインセチアの新品種で、ポインセチアよりもさらに色鮮やかなピンクや赤が特徴です。
ポインセチアをクリスマス後も育てるためのポイント
ポインセチアやプリンセチアは寒さと日陰に弱い植物です。以下のポイントに気をつけて育てましょう。
明るい場所で管理:冬の間は室内の明るい窓辺に置き、日中の光を十分に浴びさせます。
温度管理:気温が10℃以下になると弱りやすいので、室内の温かい場所で管理しましょう。
適切な水やり:ポインセチアは水が多すぎても少なすぎても枯れやすい植物です。表面の土が乾いたら水を与え、鉢皿に水を溜めないように注意します。
ポインセチアの短日処理
ポインセチアは短日性植物で、昼間の時間が短くなることで鮮やかな色が保たれます。夕方に箱をかぶせ、朝に外す「短日処理」を2ヶ月以上続けると、色を長持ちさせることができます。夜暗くなるベランダに置くだけでも赤くなるため、毎日処理しなくても効果は期待できます。
ゴールドクレストの特徴と育て方
ゴールドクレストとは?
ゴールドクレストは、モントレー糸杉の園芸品種で、小さなクリスマスツリーとして人気です。寒さに強く、管理が比較的簡単なため、初心者にもおすすめの植物です。
ゴールドクレストを美しく育てるポイント
ゴールドクレストは夏の高温多湿が苦手なので、以下の方法で管理しましょう。
風通しを良くする:夏場は風通しの良い場所に置き、葉が蒸れないように適度な剪定を行います。
適切な水やり:乾燥を好むわけではないものの、湿気が多いと根腐れの原因になります。土の表面が乾いてからたっぷりと水を与え、鉢皿に水を溜めないようにしましょう。
夏場は半日陰に移動:夏の直射日光は避け、涼しい場所に移動させると元気に育ちます。
クリスマス後も長く楽しむための工夫
ポインセチアやゴールドクレストを長く育てるのは難しいと感じる方は、クリスマスシーズンのみ楽しむ方法もあります。本物の植物で季節の雰囲気を楽しみたい場合には、IKEAなどで期間限定で販売される本物のモミの木を利用するのもおすすめです。返却すればキャッシュバックも受けられるため、気軽にクリスマスの雰囲気を楽しむことができます。
まとめ
ポインセチアやゴールドクレストは、クリスマスシーズンを彩る素敵な植物ですが、適切な管理を行えば次の年も楽しめるように育てることができます。寒さに注意し、日当たりや水やりに配慮して長く美しい状態を保ちましょう。クリスマスが過ぎた後も、大切な植物を愛情込めて育ててみてくださいね。