芝生をふかふかに育てる!年間の芝刈り時期カレンダーについて。
芝生のある庭は、美しく整った景観だけでなく、家全体に癒しと心地よさを与えてくれます。しかし、その美しさを保つためには、こまめな手入れが欠かせません。中でも「芝刈り」は、芝生を健康に、そしてふかふかに育てるための重要な作業の一つです。
本記事では、芝刈りの基礎知識と、年間を通じたスケジュール、そして各季節ごとの注意点について、園芸初心者の方にもわかりやすく紹介していきます。芝生ともっと仲良くなりたい方、ぜひ参考にしてください。
芝刈りの役割と重要性
芝刈りは、単なる見た目を整える作業ではありません。芝生の健康を維持し、病気を防ぎ、地面をふかふかに保つためにも大切な作業です。
芝刈りによる効果
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通気性の向上:刈ることで茎や葉が密集しすぎず、風通しが良くなります。
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日当たりの確保:芝の根元まで光が届くようになり、下葉も元気に育ちます。
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病害虫の予防:蒸れやすい芝は病害虫の温床になりますが、適度な芝刈りで予防が可能です。
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美観の維持:整った芝生は、それだけで庭の雰囲気を一新します。
芝生の種類と成長サイクル
芝には主に「日本芝(和芝)」と「西洋芝(洋芝)」があります。日本芝(例えば高麗芝)は冬に休眠するため、芝刈りの時期も自然と限られてきます。
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日本芝(高麗芝、野芝など):暖地向き。5月頃から芽吹き、10月ごろまでが成長期。
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西洋芝(ケンタッキーブルーグラス、ベントグラスなど):寒冷地向き。春・秋に強く育ち、真夏と真冬は休眠傾向に。
ここでは、日本でよく使われる「日本芝(高麗芝)」を中心に解説します。
年間芝刈りカレンダー(高麗芝を中心に)
3月:準備期
芝が休眠から目覚める前の時期です。芝刈りはまだ不要ですが、枯れた芝を熊手などで軽くかき取っておくと、4月以降の発芽がスムーズになります。
主な作業:サッチ(刈りカス)の除去、芝刈機の点検・整備
4月:芽吹き始め
芝が徐々に緑を取り戻し始めます。新芽を刈り取らないよう、芝刈りは慎重に行いましょう。
芝刈り頻度:まだ少ない(月1回程度)
刈り高の目安:3.5〜4cm程度
5月:成長加速
気温が上がるにつれて成長も早まります。ふかふかの芝にするために、こまめな芝刈りが大切になります。
芝刈り頻度:10日〜2週間に1回程度
刈り高の目安:3〜3.5cm
6月〜7月:最盛期(梅雨期含む)
雨と気温の上昇で芝はぐんぐん伸びます。刈り残しや刈りすぎによるダメージを防ぐため、頻度と高さの調整が肝心です。
芝刈り頻度:7〜10日に1回
刈り高の目安:3cm前後(梅雨期はやや高めに)
8月:夏の暑さ対策
暑さで芝にストレスがかかる時期。過度な芝刈りは控え、刈り高もやや高めに維持します。
芝刈り頻度:10日に1回〜2週間に1回程度
刈り高の目安:3.5〜4cm
9月:生育後期
気温が下がり、芝の成長も緩やかになります。最後の追い込みとして芝刈りと施肥をして、冬越しの準備に入ります。
芝刈り頻度:10日〜2週間に1回
刈り高の目安:3.5cm程度
10月:成長停止前
そろそろ芝生も黄色味を帯びてきます。成長がほとんど止まる前に、最後の芝刈りをしておきましょう。
芝刈り頻度:月1回以下
刈り高の目安:4cm前後
11月〜2月:休眠期
完全に芝が休眠する時期です。芝刈りは行いません。枯れた芝の管理や除草、春に向けての準備を行います。
主な作業:掃除、踏み荒らし防止、芝の保護
芝刈りのコツと注意点
1. 一度に刈りすぎない
一度にたくさん刈ると、芝に負担がかかり弱ってしまいます。芝刈りは「一度に高さの1/3以下」が原則です。
2. 刈り方向を変える
毎回同じ方向で刈ると、芝が寝てしまい美しく仕上がりません。交互に向きを変えて刈りましょう。
3. 刈りカスの処理
刈った芝は必ず取り除きましょう。そのままにしておくと、サッチの原因になり、病気や害虫が発生しやすくなります。
4. 刃は常に鋭く保つ
切れ味の悪い刃では芝を引きちぎる形になり、葉先が茶色くなってしまいます。こまめなメンテナンスを心がけましょう。
5. 芝刈り後の水やり
特に暑い日や乾燥が続く日は、芝刈り後にしっかり水を与えて芝を保護してください。
まとめ
芝生をふかふかに保つためには、定期的な芝刈りが欠かせません。季節に応じてタイミングや頻度、刈り高を調整しながら丁寧に管理することで、美しく健康な芝生が育ちます。特に5月〜9月の成長期は芝刈りの頻度も増えるため、計画的なスケジュールで臨みましょう。
手間はかかりますが、その分、自分の手で育てた芝生の上で過ごすひとときは、格別の心地よさが得られるはずです。これから芝生づくりを始める方も、既に取り組んでいる方も、このカレンダーを活用して、緑豊かな芝庭を育ててみてください。