冬のガーデニングを華やかに彩る「葉ぼたん(ハボタン)」。
かつては「お正月の縁起物」という和風のイメージでしたが、最近はバラのような見た目やアンティークカラーの品種が増え、冬の寄せ植えの「主役」として大人気です。
今回は、寄せ植えがグッと垢抜ける葉ぼたんの種類や色、プロおすすめの選び方を解説します。

葉ぼたんが人気の理由
アブラナ科で寒さに強い葉ぼたんは、花が少ない真冬の貴重なカラーリーフです。
「春先まできれいな色を楽しめる」「和洋どちらにも合う」「丈夫で失敗しにくい」という3拍子が揃っており、初心者の方にもおすすめです。
ただし、寒さには強いものの、霜がきつい地域では軒下に取り込んだり、霜よけをしてあげると安心です。
寄せ植えの印象を決める!主な4つの種類
作りたい雰囲気に合わせて「葉の形」を選びましょう。
形で分けると丸葉・ちりめん・フリルなどがあり、サイズで見るとミニタイプ(多粒まき)も人気です。
① 丸葉系(まるばけい)
最もポピュラーな形。ふんわりと優しく、どんな植物とも合わせやすい万能タイプです。
② ちりめん系
葉の縁が縮れたタイプ。細かい陰影が生まれ、寄せ植えに動きやアクセントを出したい時に活躍します。
③ フリル系
ドレスのように葉が波打ち、まるでバラのような豪華さ。一株で主役になる華やかさがあります。
④ ミニタイプ・多粒まき
指先サイズの小さな葉ぼたん。隙間を埋めたり、リース型に仕立てたりと、今のトレンドに欠かせない名脇役です。
色選びでセンスアップ!カラー別の特徴
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白系(ホワイト・クリーム)
冬の庭を明るくする万能カラー。上品にまとまるので「迷ったら白」が正解。 -
ピンク・赤系
暖かみがあり、花のような可愛らしさ。ビオラなど同系色の花と好相性です。 -
紫・ブラック系
全体を引き締めるシックな大人カラー。銀葉(シルバーリーフ)と合わせると洗練された印象に。
プロ直伝!失敗しない「選び方」と「合わせ方」
植えただけに見せないために、3つのポイントを守ると綺麗に見えます。
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「高低差」をつける
同じ大きさばかり並べず、背の高いタイプやミニタイプを混ぜて立体感を出しましょう。 -
株の「密度」をチェック
購入時は、中心の葉がしっかり巻いていて、ギッシリ詰まっている株を選ぶと長持ちします。 -
相性の良い植物を添える
パンジー・ビオラ、シロタエギク(銀葉)、コクリュウ(黒葉)などを添えると、葉ぼたんが一層引き立ちます。
お気に入りの一株で冬の庭を飾ろう
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優しく見せるなら「丸葉」
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豪華にするなら「フリル」
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今っぽく飾るなら「ミニタイプ」
特徴を知れば、葉ぼたんの楽しみ方は無限大です。ぜひ自分好みの一株を見つけてください。
「自分で作るのは自信がない」「お庭全体を整えたい」 そんな時は、グリーンワークスにご相談ください。
寄せ植えの制作からお庭のトータルコーディネートまで、プロの視点で「緑のある暮らし」をご提案いたします。