お正月の玄関を彩る寄せ植えは、1年の始まりを華やかに演出してくれます。
葉牡丹や南天、松など“縁起植物”を組み合わせることで、美しさだけでなく「意味」を添えられるのが魅力です。
この記事では、初心者の方でも簡単に作れる、お正月らしい和風寄せ植えの作り方や植物の選び方、長持ちさせるコツまで分かりやすく解説します。

お正月に寄せ植えを飾る意味とは?縁起植物が選ばれる理由
お正月の寄せ植えが人気なのは、美しさだけでなく「縁起を担ぐ」という文化が根づいているためです。
南天(難転)や松の常緑、葉牡丹の華やかさは、新年を迎える祝いとして古くから親しまれてきました。
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豪華な門松より手軽に飾れる
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玄関先やアプローチを明るくできる
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縁起の良さを取り入れやすい
そのため、最近では“和モダン寄せ植え”を楽しむ家庭も増えています。
お正月寄せ植えに使える縁起植物
葉牡丹
花のように見えるカラーリーフ。
「祝福・幸福感を呼ぶ縁起植物」とされ、お正月の主役。
丸葉・ちりめん・フリルなど種類も豊富。
南天(ナンテン)
“難を転ずる”として古来より縁起木として利用。
赤い実が華やかで冬の彩りに最適。
千両・万両
赤や黄色の実が美しく、金運アップ・豊穣の象徴。
松
不老長寿の象徴。
コンパクト盆栽タイプを使うと和風寄せ植えが引き締まる。
梅(矮性品種)
寒さの中で開花する強さから繁栄・気高さを象徴。
ガーデンシクラメン
冬の花の定番。寄せ植えの彩りを補強し、華やかさをプラス。
初心者でも作れる!和風寄せ植えの基本レイアウト
寄せ植えは高さ・ボリューム・色のバランスを意識すると、一気に洗練されます。
① メイン(シンボル)植物
葉牡丹、松など背丈のあるものを“やや後ろ”に配置。
② サブ(彩り)植物
ガーデンシクラメン、ビオラなどを左右に配置して動きを出す。
③ 引き締め役
黒竜(コクリュウ)や白妙菊(ダスティーミラー)をポイントに入れると、和モダンな雰囲気に。
④ 足元を整える
ミニ葉牡丹や低いカラーリーフを手前に植えてボリュームを出す。
寄せ植えは “上→中→下”の三段構成を意識するだけでプロ級に仕上がります。
失敗しない配色のコツ|お正月らしい配色とは?
色の組み合わせ次第で、和風にもモダンにもアレンジできます。
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白×ピンク…上品・華やか
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紫×シルバー…落ち着いた和モダン
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緑×赤(南天の実)…縁起の良い正月カラー
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ゴールドのピックを少し足すと“祝福感”が強まる
※色は3色までに抑えると品よくまとまるのがポイント。
簡単!お正月寄せ植えの作り方
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鉢を選ぶ
深鉢でも浅鉢でもOK。和風なら陶器、モダンなら黒鉢がおすすめ。 -
培養土を入れる
水はけのよい土が理想。 -
メイン植物をやや後ろに植える
中心に置くと重く見えるため、少し後ろがベスト。 -
サブ植物で左右のバランスを取る
対称にしても非対称でも良いが、どちらかにボリュームを寄せると動きが出る。 -
手前にミニ葉牡丹を配置
華やかさと奥行きが増す。 -
マルチング材で見た目を整える
バークチップ・化粧砂・苔など。 -
正月ピックや水引で仕上げる
一気にお正月らしい表情に。
長く楽しむための管理方法
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水やり
表面が乾いてから少なめにあげるのが基本です。冬は水の吸収が遅いので与えすぎに注意しましょう。 -
日当たり
明るい場所へ。特に葉牡丹は徒長(ひょろ長くなる)を防ぐためにも日光が必要です。 -
寒さ
強霜が降りる日は移動させましょう。玄関軒下に移すだけで傷みにくくなります。
縁起植物を使えば華やかな正月寄せ植えが作れる
お正月の寄せ植えは、縁起の良い植物を組み合わせるだけで華やかに仕上がります。
葉牡丹や南天、松などの意味を取り入れることで、見た目だけでなく“願いを込めたアレンジ”として楽しめます。
初めての方でも、今回紹介したレイアウトや配色のコツを意識すれば、玄関が一気に新年の装いに変わります。
寄せ植えづくりに迷ったら、グリーンワークスでは植物の選び方や管理方法のご相談も承っています。お正月の準備に、ぜひお気軽にご相談ください。