春の家庭菜園で最も人気のある野菜の一つ、じゃがいも。
「今年こそ育ててみたい!」とホームセンターの種芋売り場に行ってみたものの、種類の多さに驚いて、「結局どれを選べばいいのか分からない」と迷ってしまった経験はありませんか?
実はじゃがいもは、品種によって「ホクホク」「しっとり」といった食感や、向いている料理が全く違います。
今回は、春じゃがいもの代表的な種類と、家庭菜園初心者でも失敗しにくい品種の選び方を分かりやすく解説します。
春じゃがいもとは?秋じゃがとの違い
じゃがいもの栽培には「春作」と「秋作」がありますが、初心者におすすめなのは断然「春作」です。
- 春じゃがいも
2月下旬〜3月に植え付け、6月〜7月に収穫します。 - 特徴
寒さから暖かくなる時期に育てるため種芋が腐りにくく、選べる品種のバリエーションが非常に豊富です。
秋じゃがいもは、植え付け時に「暑すぎる」、高温で腐敗が進みやすいため芽が出る前に「腐りやすい」、芋を大きくする前に寒さが来るため、育つ時間が「短い」という、じゃがいもにとって不利な条件が重なってしまうため、初心者の方には難易度が高くなってしまうのです。
定番はこれ!春じゃがいもの代表的な3種類
数ある品種の中で、日本で手に入りやすく、失敗が少ない代表的な3品種をご紹介します。
1.ホクホク系の王道「男爵(だんしゃく)」
日本で最もポピュラーな品種です。ゴツゴツとした丸い形が特徴。
- 食感
加熱するとホクホクして、粉を吹いたような食感になります。 - 向いている料理
コロッケ、ポテトサラダ、粉ふきいもなど、マッシュして使う料理に最適です。 - 育てやすさ
環境適応能力が高く、初心者でも安定して収穫できます。
2.しっとり系の代表格「メークイン」
表面がツルッとしていて、細長い楕円形が特徴です。
- 食感
きめ細かく、しっとり(ねっとり)とした滑らかな舌触りです。 - 向いている料理
長時間煮込んでも煮崩れしにくいため、カレー、シチュー、肉じゃが、おでんなどに最適です。 - 育てやすさ
1個あたりのサイズが大きく育ちやすい品種です。
3.甘くて早い黄金男爵「キタアカリ」
男爵を改良した品種で、果肉が黄色いのが特徴。
「クリじゃがいも」とも呼ばれるほどの甘みがあります。
- 食感
男爵よりもさらにホクホクしていて、火の通りが早いです。 - 向いている料理
じゃがバター、フライドポテト。煮崩れしやすいため煮込み料理には不向きですが、レンジでチンするだけで絶品です。 - 育てやすさ
「早生(わせ)」といって収穫までの期間が短いため、梅雨や病気のリスクを避けやすく、家庭菜園に非常に向いています。
「何を作りたいか?」料理で選ぶのが正解
品種選びに迷ったら、「収穫後にどんな料理を食べたいか」で逆算して選びましょう。
- コロッケやポテトサラダが好き
迷わず「男爵」か「キタアカリ」を選びましょう。ホクホク感が料理の味を引き立てます。 - カレーや煮物がメイン
「メークイン」や、最近人気の「とうや」がおすすめです。形が崩れず、きれいに仕上がります。 - 皮むきを楽にしたい
表面の窪みが少ない「メークイン」や「とうや」は、調理の手間が省けるので忙しい方におすすめです。
家庭菜園で失敗しにくい品種の選び方
初めて育てる場合は、「定番品種」+「早生(わせ)種」を選ぶのが失敗しないコツです。
珍しい品種は栽培管理が難しい場合があります。
まずは環境適応力があり、病気にも強い「男爵」や、収穫が早くて育てやすい「キタアカリ」から始めるのが取り組みやすくておすすめです。
地域や土質をあまり選ばずに育ってくれるので、まずはこの2つから始めて、慣れてきたら他の品種に挑戦してみましょう。
春じゃがいもを楽しむために知っておきたいこと
じゃがいもは、品種を変えるだけで食卓の料理が変わる面白い野菜です。
スーパーでは買えない品種を育てられるのも、家庭菜園ならではの醍醐味です。
まずは育てやすい品種を選んで、採れたての新じゃがの美味しさをぜひ味わってみてください。
グリーンワークスでは、お庭の環境に合わせた植栽プランや、メンテナンスをご提案いたします。お庭や植物のことでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。