お花屋さんやお庭で、生花なのにドライフラワーのようにカサカサとした不思議なお花を見かけたことはありますか。
それは「ヘリクリサム」かもしれません。このお花には、知れば知るほど育ててみたくなる魅力がたくさん詰まっています。
今回は、ヘリクリサムの特徴や不思議な仕組み、人気の理由について分かりやすく解説していきます。
ヘリクリサム(帝王貝細工)とは?
ヘリクリサムは、オーストラリア原産のキク科の植物です。和名では帝王貝細工(テイオウカイザイク)と呼ばれています。
まるで貝殻を繊細に細工したかのような独特の光沢と重厚感のある見た目が大きな特徴です。
学名はギリシャ語で太陽と金を合わせた言葉に由来しており、その名の通り、太陽を浴びてキラキラと輝くような鮮やかな黄色やオレンジ、ピンク、赤などの綺麗な花を咲かせてくれます。
生花でありながら咲いている段階から乾いた質感を保っており、一輪咲いているだけでもお庭やアレンジメントの中で抜群の存在感を放ってくれます。
なぜ生花なのに乾いているの?ヘリクリサムの仕組み
花びらの正体は「総苞片(そうほうへん)」
ヘリクリサムに触れると紙や貝殻のようだと例えられるカサカサ感がありますが、実は私たちが花びらだと思っている部分は、厳密には花びらではありません。
この部分は総苞片と呼ばれる、つぼみを包む葉(ガクのような役割をする葉)が変化したものです。
総苞片には水分がほとんど含まれておらず、ガラス質で硬い構造をしています。
そのため、生花として咲いている時からドライフラワーのような乾いた質感を保っているのです。
湿度で形が変わる!面白い開閉の性質
ヘリクリサムの魅力は、その質感だけではありません。
切花やドライ状になった後でも空気中の湿度によって形が変わるという面白い性質を持っています。
天気が良く空気が乾燥している時には、花がパッと大きく開き、雨の日や湿気が多い環境では、水分を吸収して花をギュッと閉じます。
ガーデニングに最適!ヘリクリサムが人気の理由
色あせしにくく、美しい発色が長持ち
ガーデニングやお部屋のデコレーションでヘリクリサムが選ばれる最大の理由は、色の持ちの良さにあります。
一般的な生花は時間が経つと花びらが傷んだり退色したりしますが、水分が少ないヘリクリサムは咲き始めの鮮やかな発色を長い間キープしてくれます。
日差しに強いため、お庭やベランダを長期間パッと明るく彩ってくれます。
丸くてコロッとした可愛らしいフォルム
咲き進むにつれてふんわりと丸みを帯びていく、コロッとした可愛らしいフォルムも人気の秘密です。
一輪でも存在感があり、複数色のヘリクリサムを寄せ植えにすると、まるでカラフルなキャンディボックスのような華やかさを楽しむことができます。
ヘリクリサムを育てておうち時間を彩ろう
ヘリクリサムは開花期が春から秋までと長く、日当たりの良い場所を好むため、ガーデニング初心者でも育てやすいお花です。
お庭やベランダで育てる楽しさはもちろん、お部屋に飾れば日々の暮らしにちょっとした癒やしと華やかさが加わります。
グリーンワークスが手がける農芸屋では、四季折々の花苗やガーデニング資材を取り扱っています。
これからガーデニングをはじめたい方は、お気軽にお立ち寄りください。