木々が色づき始める10月〜11月は、お庭の手入れを見直すのにちょうどよい季節です。
一方で「どの木なら今切ってよいの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は10月〜11月に剪定するといい樹木の種類と、冬を元気に越すための秋剪定のコツを解説します。
10月〜11月に剪定するといい樹木
花が咲き終わったキンモクセイ
キンモクセイは、秋に甘い香りの花を咲かせる代表的な庭木です。
翌年の花芽は夏ごろにつくられるため、花が終わった直後は枝を整えても花芽を落としにくいタイミングです。
花後すぐの10月中旬〜11月ごろに軽く整えることで、来年の花を減らさずに樹形をすっきりさせられます。
植え付けや日々の管理については、キンモクセイの植栽時期と育て方を解説した記事もあわせてご覧ください。
生け垣に使われる常緑樹
カナメモチ(ベニカナメ)やイヌマキ、ツゲなどの生け垣は、夏以降に伸びた枝で輪郭が乱れがちです。
初夏の刈り込みに続いて、秋に表面を軽く刈りそろえると、冬のあいだも美しいラインを保てます。
寒さが本格化する前に作業を終えれば、切り口の傷みも最小限に抑えられます。
葉が落ち始めた落葉樹
落葉樹は、葉を落として休眠に入る時期が剪定に向いています。
特にモミジやカエデは、春先に切ると切り口から樹液が出やすいため、落葉が進む11月下旬ごろからの剪定がおすすめです。
葉が少ない分、枝の重なりや全体の形が見えやすく、不要な枝を見極めやすいのも利点です。
秋剪定で失敗しないための4ステップ
① 花芽がついている木ではないか確認する
ツバキやサザンカ、ウメなどは、この時期すでに花芽をつけています。
秋に切ると花芽ごと落としてしまうため、花芽のある木は花が終わるまで待つのが基本です。
作業の前に、枝先にふくらんだ芽がないかよく観察しましょう。
②枯れ枝や込み合った枝から切る
まずは枯れた枝や、内側に向かって伸びる枝、ほかの枝と交差している枝を取り除きます。
不要な枝を付け根から間引く透かし剪定を中心にすると、木への負担を抑えながら風通しを改善できます。
③全体のバランスを見ながら軽く整える
間引きが終わったら、少し離れた位置から全体の形を確認します。
秋は木が冬に向けて養分を蓄える時期なので、大きく切り詰める強剪定は避けることが大切です。
太い枝の整理など本格的な剪定は、冬の休眠期にあらためて行いましょう。樹木のタイプごとの適期は、季節別の剪定時期をまとめた記事で詳しく解説しています。
④切り口を保護して後片付けをする
太めの枝を切った場合は、切り口に癒合剤を塗って雨水や病原菌の侵入を防ぎます。
切った枝や落ち葉をそのままにしておくと害虫の越冬場所になるため、作業後はきれいに片付けておきましょう。
秋の剪定で押さえたい3つのポイント
10月〜11月の剪定は、冬に備えて木を整える「仕上げ」の作業です。
次の3つを意識するだけで、木を弱らせずにお庭をすっきり保てます。
軽めに切る:
間引き中心にとどめ、大きく切り詰める作業は冬の休眠期に回しましょう。
花芽のある木は避ける:
ツバキ・サザンカ・ウメなどは、花が咲き終わってから剪定します。
寒くなる前に終える:
常緑樹は霜が降りる前に作業を済ませると、切り口の傷みを防げます。
秋剪定で冬越しに強いお庭をつくろう
10月〜11月は、キンモクセイの花後の剪定や生け垣の刈り込み、落葉樹の剪定に適した季節です。
木の種類と花芽の有無を確かめたうえで、軽めの剪定で冬に備えることを意識しましょう。
なお、適期は地域によって前後するため、お住まいの地域の気候に合わせて作業時期を調整してください。
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剪定の仕方に不安がある方も、スタッフが丁寧にご説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。