紫陽花の管理方法ガイド!毎年見事に咲かせる!肥料・剪定・冬越しのポイント
梅雨の時期に彩りを添えてくれる紫陽花(アジサイ)は、庭木や鉢植えとしても人気の花木です。毎年見事な花を咲かせるには、季節ごとの正しい管理が欠かせません。
この記事では、肥料の与え方・剪定・冬越しなど、アジサイを元気に育てるための管理方法を初心者にもわかりやすくご紹介します。
アジサイは手入れ次第で毎年きれいに咲く
アジサイは丈夫で育てやすい植物ですが、放っておいても毎年咲くわけではありません。特に注意したいのは剪定のタイミング。間違った時期に枝を切ってしまうと、翌年まったく花が咲かなくなることもあります。
また、肥料を与える時期や冬越しの管理によって、花付きや全体の健康状態も大きく変わってきます。品種によって若干の違いはありますが、基本的な管理の流れは共通しています。
肥料の与え方
アジサイの施肥は「花後」と「春先」が基本です。
開花が終わる7月〜8月頃にお礼肥として緩効性肥料を与えることで、株の回復と翌年の花芽形成が促進されます。加えて、春の芽出し前(2月〜3月)にも肥料を施すと、新芽が元気に育ち、花付きがよくなります。
使用する肥料は、リン酸とカリウムを多く含むバランス型のものがおすすめ。鉢植えの場合は、液体肥料を月に1〜2回与えると効果的です。
剪定のコツ|時期を誤ると花が咲かない
アジサイの剪定でもっとも大切なのは「時期」です。剪定は花が咲き終わった直後(7〜8月)に行いましょう。
アジサイは、その年の秋に翌年の花芽を形成するため、秋以降に剪定すると花芽ごと切り落としてしまう恐れがあります。
剪定では、花がらの下2節ほどを目安にカットし、不要な古枝や細い枝も間引いて風通しをよくします。剪定することで株の更新が促され、全体のバランスも整います。
冬越しの注意点と管理方法
アジサイは比較的寒さに強い植物ですが、鉢植えの場合は冬の管理に注意が必要です。霜や冷風にさらされると根が傷み、春に芽吹かないこともあります。寒冷地では11月中旬〜12月頃に防寒対策を行いましょう。
具体的には、鉢植えは軒下や玄関内など、凍結の恐れがない場所へ移動。水やりは控えめにして、乾燥気味の管理を心がけます。地植えの場合は、株元をワラや腐葉土で覆うだけでも十分です。
まとめ
アジサイを毎年きれいに咲かせるには、季節ごとの適切な管理が鍵です。剪定のタイミングを守り、必要な時期に肥料を与えることで花芽の形成が順調になり、翌年もたくさんの花を楽しめます。
また、鉢植えの場合は冬の寒さから守る工夫をすることで、株の健康を維持しやすくなります。
「去年は咲かなかった」「元気がない」と感じたら、ぜひ今回ご紹介したポイントを見直してみてください。
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