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日本芝生を美しく保つための張り替え・芝刈りテクニックとは?

今回は、日本の芝生を美しく保つための張り替えと芝刈りテクニックについて解説します。日本では、主に高麗芝、姫高麗芝、野芝の3種類の芝生が使用されています。それぞれの特徴を理解し、適切な手入れ方法を学ぶことで、美しい芝生を維持できます。

 

高麗芝

高麗芝は、日本で最も一般的な芝生で、耐寒性に優れています。また、病害虫に強く、肥料に対する反応も良いため、美しい緑色を保つことができます。

張り替え

高麗芝は、根が浅く伸びる特徴があるため、張り替えが必要になることがあります。張り替えのタイミングは、春(4月~5月)か秋(10月~11月)に行うことが望ましいです。以下に、張り替え手順を説明します。

 

1.古い芝生を剥がします。剥がす際は、鋤を使って根を切らないよう注意してください。
2.土壌を綺麗にし、平らに整地します。必要に応じて砂や腐葉土を追加し、水はけや栄養分を整え

  ます。
3.新しい芝生を敷きます。接合部分をぴったりと合わせ、隙間がないように注意してください。
4.敷き終わったら、軽くたたいて密着させ、最後にたっぷりと水を与えます。

芝刈り

高麗芝の芝刈りは、成長が旺盛な時期に行うことが重要です。春から秋にかけては、2週間に1回程度のペースで刈り取り、冬場は1ヶ月に1回程度が適切です。刈り高さは3~4cmが理想的です。

姫高麗芝

姫高麗芝は、高麗芝よりも細かい葉が特徴で、美しい緑色と柔らかな質感が魅力です。ただし、耐寒性や耐病害性に劣るため、手入れがより重要となります。

張り替え

姫高麗芝の張り替えは、高麗芝と同様に春か秋に行います。また、張り替え手順も高麗芝と同じです。

芝刈り

姫高麗芝の芝刈りは、高麗芝よりもこまめに行う必要があります。春から秋にかけては、週に1回程度のペースで刈り取り、冬場は3週間に1回程度が適切です。刈り高さは2~3cmが理想的です。

野芝

野芝は、日本の原生種であるため、自然環境に適応しやすく、耐寒性や耐病害性に優れています。ただし、葉が硬く、質感や見た目が劣るため、ゴルフ場などで使用されることが多いです。

張り替え

野芝の張り替えは、通常必要ありません。ただし、状況によっては、張り替えが必要になることもあります。その際は、春か秋に行い、手順は高麗芝と同様です。

芝刈り

野芝の芝刈りは、成長が遅いため、1ヶ月に1回程度で十分です。刈り高さは4~5cmが適切です。

まとめ

日本芝生を美しく保つためには、それぞれの芝生の特徴を理解し、適切な張り替えと芝刈りテクニックを実践することが重要です。高麗芝、姫高麗芝、野芝それぞれの適切な手入れ方法を身につけ、美しい芝生を維持しましょう。

 

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