【草花の切り戻し】ペチュニア・マリーゴールドをきれいに保つ基本ガイド
ペチュニアやマリーゴールドは、家庭でも育てやすく人気のある草花です。
「最近あまり花が咲かない」「見た目がよくない」と感じたときは、”切り戻し”をしましょう。
この記事では、ペチュニア・マリーゴールドの切り戻しの基本と、実践方法をわかりやすくご紹介します。
※ペチュニアやマリーゴールドは本来多年草に分類される品種もありますが、日本の気候では冬越しが難しい品種が多いため、一般的に一年草として扱われます。
本記事では一年草としての切り戻し方法を解説します。
切り戻しとは?その必要性
切り戻しとは、草花の茎や枝を途中で切って形を整えたり、新芽の成長を促すお手入れ方法です。
このお手入れで株の見た目が整い、新しい芽や花がつきやすくなります。
また、風通しを良くすると蒸れを防ぎ、病気や害虫がつきにくい環境を作ることができます。
清潔なハサミで草花のタイミングに合った切り戻しをすることで、美しい姿を長く楽しみましょう。
ペチュニアの切り戻し方法
ペチュニアは成長が早く、茎がすぐに伸びてしまう植物です。
花が終わるタイミングや、株の形が崩れてきたときに切り戻しを行いましょう。
切り戻しのタイミング
梅雨入り前(6月~7月)頃に一度、思い切って全体の1/2〜1/3を目安にカットすると、夏以降も花をたくさん咲かせてくれます。
切るときのポイント
茎の途中で、葉が残る位置を選んでカットしましょう。切ったあとは風通しと日当たりの良い場所で管理すると、1週間ほどで新芽が出てきます。
マリーゴールドの切り戻し方法
マリーゴールドも長く花を楽しめる草花ですが、こまめな手入れが必要です。
花が咲き終わったタイミングで、花がら(咲き終わった花)をこまめに摘み取りましょう。
切り戻しのタイミング
8月~9月初旬に切り戻しを行うことで、夏バテを防ぐことができます。
花の根元から少し下のあたりで切り戻すのがおすすめです。
切るときのポイント
花がらは茎の分かれ目から切り、全体の形が整うようにバランスよくカットしましょう。
切り戻しの種類と摘芯について
切り戻しの種類
・中程度の切り戻し
全体の1/3〜1/2をカット。株の形を整えたいときに行います。
・強い切り戻し
株元近くまでしっかりカット。夏の疲れをリフレッシュさせたいときなどに行います。
摘芯と切り戻しの違い
摘芯(てきしん)は、芽の先端である「頂芽(ちょうが)」を摘むことで、わき芽の成長を促し、花をたくさんつけることが目的です。
切り戻しと摘芯の違いとして、切り戻しは蒸れを防いだり、形をととのえることができます。
それに対し、摘芯はより多くの花を咲かせることができるため、目的に合わせて使い分けましょう。
一年草・多年草の切り戻しの考え方
植物の種類に応じた切り戻しを心がけることが、美しい花を保つポイントです。
・一年草(ペチュニア・マリーゴールドなど)
花を長く楽しむために、育てながらリフレッシュさせる目的で切り戻しを行います。
・多年草(ラベンダー・ゼラニウムなど)
開花後や冬越し前など、季節の節目にしっかりカットすることで、翌年の花つきを良くします。
切り戻しで草花をもっと元気に
ペチュニアやマリーゴールドを長く楽しむには、こまめな切り戻しが欠かせません。
株の健康を保ち、美しい花を咲かせましょう。
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