おしゃれで栄養満点のサラダに最適なベビーリーフ。初心者もできる室内栽培法と、よく栽培される種類8つ。
サラダの彩りやメイン料理の付け合わせなどに使われるベビーリーフは、見た目がおしゃれなだけではなく、栄養価の高さも魅力の一つです。
また、ベビーリーフは省スペースで育てることができるうえに、発芽から収穫までの期間が短く、難しい管理が必要ないことから人気が高く、初心者でも手軽に育てることができます。
今回は、初心者でもできる室内栽培法と、よく栽培されるベビーリーフの種類を紹介します。
初心者でもできる室内栽培法
ベビーリーフは発芽から10~30日ほど、丈が10cm程度に育ったら収穫します。栽培期間が短く、あまり大きく育てないので大きなプランターは必要ありません。
室内栽培で育てると虫がつきにくいだけではなく、季節に関係なく好きな時に育てることができます。キッチンで育てれば収穫してすぐに調理することもできますね。
土で育てる場合
小さな鉢やプランターのほか、そこに水抜き穴をあけたイチゴのパックやペットボトルなどの容器に鉢底石を入れ、草花用培養土を5cmほど入れて種をまきます。苗から育ててもよいでしょう。水やりは常に土がしめっている状態になるように行います。
水耕栽培で育てる場合
水耕栽培では土の代わりにスポンジを使用します。キッチンの食器洗いスポンジなどを水で濡らし、イチゴのパックや食品トレーなどの容器において種をまき、スポンジがひたひたになるまで水を注いで日当たりと風通しのよい場所に置いておくと自然に発芽します。発芽したら肥料を混ぜた水を与えましょう。苗から育てることもできますが、水耕栽培の場合は種からの栽培がおすすめです。
ハサミを使って収穫すると、切った場所から新しい葉が出て再度収穫することができます。土で育てている場合、収穫後は追肥するとよいでしょう。
お手軽、栽培キットもおすすめ
園芸店のほか、雑貨店や書店などでもベビーリーフの栽培キットが販売されています。栽培に必要な道具と種、育て方の説明書がついているため、初心者でも気軽に栽培を楽しむことができます。
複数の種がミックスされており、収穫したらそのままサラダとして楽しめる栽培キットや、おしゃれなデザインでインテリア性の高い栽培キットもあります。
人気のベビーリーフ
よく栽培されるベビーリーフを紹介します。ミックスして育てる時は、「アブラナ科」「キク科」などの分類をそろえて育てると特性が似ているため、育てやすくなります。
アブラナ科
- 水菜:少し苦みがある。カリウム、鉄、カルシウムなどが豊富
- ルッコラ:ゴマのような風味。ビタミンAとC、ミネラルが豊富
- マスタードリーフ:ピリッとした辛みがある。料理のアクセントに
- ケール:ビタミンやカルシウム、食物繊維など栄養豊富
- 小松菜:「ピノグリーン」とも呼ばれる。カルシウムが豊富
ヒユ科
- レッドスピナッチ:ほうれん草の若葉。えぐみが少なく生食できる
- デトロイト:ほうれん草の仲間。茎が赤くアントシアニンを含む
キク科
- リーフレタス:「ロメインレタス」などがある。少し苦みがある
まとめ
ベビーリーフの室内栽培は、収穫や食べるだけではなく、成長する姿も楽しみたいという方におすすめです。キットを使えばお子様でも楽しめますので、ぜひ一緒に挑戦してみてはいかがでしょうか。