初心者におすすめの果樹9選!それぞれの植栽時期と育て方をご紹介
果樹は庭や家庭菜園のシンボルになる存在です。
ただし、種類ごとに「植栽時期」や「育て方」が違うので、初心者はまずそれぞれの特徴を知っておくことが大切です。
ここでは、初心者におすすめの果樹をピックアップし、それぞれの植栽時期と育て方のコツをご紹介します。
果樹の植栽時期の基本
落葉果樹は冬(休眠期)、常緑果樹は春〜秋に植えるのが目安です。
休眠期の落葉果樹は根を傷めにくく、定着しやすくなります。その一方で、常緑果樹は成長期に合わせて植えることで根付きやすくなります。
地域や気候によって多少前後することもあるため、地元の気候に合わせるのが安心です。
植え付け直後はたっぷり水やりをして、根の乾燥を防ぐことも大切です。
初心者におすすめの果樹と栽培のポイント
ブルーベリー(難易度★☆☆)
寒さに強い落葉果樹で、冬になると葉を落とし休眠します。
コンパクトに成長するので、ベランダの鉢植えでも気軽に始められるところが嬉しいポイントです。
植栽時期
2〜3月または10〜11月
育て方
酸性土壌を好むためピートモスを混ぜましょう。
違う品種を2本ほど近くに植えると、お互いに受粉して実付きがよくなります。
びわ(難易度★★☆)
暖地向きで、甘みと酸味のバランスが魅力的な落葉果樹です。
そのまま食べられるだけでなく、ジャムや果実酒といった幅広い用途で使えます。
植栽時期
春(3〜4月)、秋(9〜10月)
育て方
剪定をあまりしなくても成長するため、庭植えで育てます。
乾燥や多少のやせ地にも強い果樹ですが、霜が当たると花や実が傷みやすいので、関東より北の地方では防寒対策が必要です。
みかん(難易度★★☆)
柑橘類の代表で、日本の庭木としても定番な常緑果樹です。
温暖地に向いており、太陽光をしっかり浴びることで甘みが増します。
植栽時期
春(3〜4月)、秋(9〜10月)
育て方
日当たりと水はけの良い土で育てます。
寒さに弱いので、冬は霜や寒風にさらされないように防寒対策をしましょう。
レモン(難易度★★☆)
柑橘類の中でも香りづけや果汁として人気な常緑果樹です。
明るい黄色の果実をつけ、観賞用やシンボルツリーとしても人気です。
植栽時期
春(3〜4月)、秋(9〜10月)
育て方
寒さに弱いので普段から鉢植えで管理し、冬は室内に移動するのがおすすめです。
失敗したくない方には”ほったらかし果樹”がおすすめ
ほったらかし果樹とは、その名の通り手間をあまりかけなくても実をつけてくれる果樹のことです。
果樹はたいてい、剪定・施肥・病害虫対策などの管理が必要ですが、中には環境への適応力が強く、多少ほったらかし気味に育てても収穫できるものもあります。
「管理に時間をかけられない…」「毎日のお世話が不安」という方におすすめです。
おすすめのほったらかし果樹
カキ(柿)
病害虫に強く、毎年安定して実をつけやすい、庭木としても人気な落葉果樹です。
特別な肥料や剪定がなくても実がなります。
植栽時期
12月〜2月
イチジク
植えてから数年で収穫でき、夏〜秋に長く収穫を楽しめる落葉果樹です。
剪定も比較的簡単で、肥料も控えめで大丈夫です。
植栽時期
2月〜3月
ザクロ
病害虫に強く、赤い花や実を観賞用にも楽しめる落葉果樹です。
ほぼ放任でも実をつけ、乾燥にも強いことから管理の手間がかかりません。
植栽時期
2月〜3月
グミ(ナツグミ・アキグミ)
赤い小さな実をつけ、食用やジャム加工にも利用できる落葉果樹です。
土質を選ばず病害虫にも強いため、育てやすさが魅力です。
植栽時期
2月〜3月
ウメ(梅)
春の花を楽しむことができ、梅干しや梅酒にも加工できる落葉果樹です。
かわいらしい花を咲かせますが、見た目に反して木は強く育てやすく、放置しても実をつけやすいです。
植栽時期
12月〜2月
まとめ
果樹は落葉果樹や常緑果樹といった種類によって植栽時期や管理方法が変わります。
初心者の方はブルーベリー、みかん、レモンなど、ライフスタイルに合わせつつ育てやすい種類から挑戦すると安心です。
庭づくりや家庭菜園の一環として果樹を植えるときは、適期を守りつつ、環境に合った品種を選んでみてください。
グリーンワークスでは、記念樹の植栽から植木の剪定・伐採などのメンテナンスまで、幅広く承っております。
お庭のことでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。