一覧に戻る

高湿度や強い日差しに要注意!多肉植物がぶよぶよ・しわしわになってしまう原因と対策。

個性的な見た目が人気の多肉植物は、管理が楽で初心者でも育てやすいと言われていますが、ぶよぶよになってしまったり、しわしわになってしまうことがあります。

なぜぶよぶよ・しわしわになってしまうのでしょうか。

今回は、多肉植物がぶよぶよ・しわしわになる原因と対処法、予防対策を紹介します。

ぶよぶよになる原因と対処

多肉植物は元々、砂漠や海岸などの乾燥地帯に生えている植物です。葉や茎などの内側に水分をため込んでいるため乾燥に強いという特徴がありますが、その反面、湿度が高い状態には弱く、水やりをしすぎると株が弱ったり根腐れを起こしたりしやすく、高温多湿環境ではさらに病気にもかかりやすくなります。

多肉植物がぶよぶよになるのは、水や肥料のやり過ぎや高温多湿による根腐れか病気のサインです。梅雨時期や夏にかけて発生した場合はまず根腐れを起こしていると考えてよいでしょう。

また、気温が低く乾燥している冬でも、霜にあたって根が傷んだときにぶよぶよになることがあります。

 

多肉植物がぶよぶよになったときは、傷んだ葉を取り除き、直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾燥気味に管理して様子を見ましょう。

ただし、ぶよぶよになった時点では根腐れがかなり進行していることが多く、対処できないことがほとんどです。触っただけで葉がぼろぼろと取れてしまうような場合は、回復はほぼ不可能と考えてよいでしょう。

しわしわになる原因と対処

多肉植物がしわしわになる原因として最も多いのは、乾燥状態が長く続いたことで起る水分不足です。多肉植物が乾燥に強いのは葉や茎に水分を溜め込んでいるからですので、乾燥が続いて内部の水分を消費すると張りを失ってしわしわになってしまいます。

また、根腐れで葉の表面から水分がにじみ出ている、水分を吸収できなくなっている、花などを長くつけたことで株が疲れてしまっているときにもしわしわになることがあります。

 

多肉植物がしわしわになったときは、まず土の状態を確認してみましょう。土が乾燥しているようなら水分不足が原因である可能性が高いので、一度水をたっぷり与え、しばらく様子を見てみましょう。

一週間ほどたっても状態が回復しない、土が湿ったままであるという場合は根腐れや株の疲弊が原因となっている可能性があります。直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾燥気味に管理して様子を見ましょう。

ぶよぶよ・しわしわの予防対策

多肉植物がぶよぶよ・しわしわになるのを防ぐには、なんといっても水を与え過ぎないことが重要です。水分不足でしわしわになることがありますが、原因が水分不足の場合は水をやれば一週間以内に回復するので基本的には問題ありません。

しかし、水の与え過ぎで根腐れを起こしたり根が傷んでしまった場合は対処が出来ずそのまま枯れてしまうことが多いため、水分不足よりも水分過剰に注意したほうがよいといえます。

直射日光や高温でも根腐れや株疲れが起こります。日差しが強く高温になりやすい夏は半日陰などに移動したり、日よけを設置したりすることで直射日光を防ぎましょう。夏や梅雨は風通しの良い屋内などで管理してもよいでしょう。

まとめ

多肉植物は品種によって好む温度帯や生育が旺盛になる時期の違いはありますが、基本的にどの品種も風通しが良い場所で乾燥気味に育てるのがコツです。

また、より詳しい育て方や最適な環境を知りたい場合は、園芸店のスタッフなどに相談するとよいでしょう。

 

そのほかの「よくある質問」はこちら