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たくさん咲き誇るペチュニアの花をより長く、楽しみたいための剪定方法について。

生育が旺盛で花期が長く、色や形のバラエティも豊富なペチュニアは、寄せ植えなどに適した人気の高い花です。

日当たりのよい場所を好み、鉢植えを日向で育てると花がこぼれんばかり咲き誇りますが、剪定などを適度に行わないと葉や茎だけが伸びて花がほとんどつかないということもあります。

今回は、ペチュニアの花をたくさん咲かせ、より長く楽しむための選定方法を紹介します。

植え付けをしたら摘心と摘芽

ペチュニアは葉や茎の生育が旺盛なため、植え付けた後何もせず放置していると、葉や茎ばかり伸びて花があまりつきません。花をたくさん咲かせるためには、主茎がある程度育ったところで摘心を行い、成長を止める必要があります。主茎の成長が止まると脇芽が伸びて枝が増え、花の数も多くなります。

また、脇芽が多すぎても花の栄養分が失われてしまうため、不要な脇芽は摘芽しておきましょう。

摘心・摘芽は植え付けから2~3週間後を目安に行います。

ペチュニアの脇芽は葉の根元から伸びるため、摘心をするときは葉と葉の間の好きな場所を切り取るとよいでしょう。鉢からはみ出して伸びた茎をハサミでカットするという間隔で問題ありません。

摘芽は脇芽がそれほど伸びていないうちは指で摘み取っても構いませんが、ある程度伸びているときはハサミを使って切り取りましょう。

いずれも、雨などで濡れていない状態で行ってください。

花が一通り咲いたら切り戻し

ペチュニアは花が咲き始めてからしばらく経つと、茎の先端にしか花がつかなくなってきます。植え付けから2か月程度経つと中心部がスカスカになって見栄えが悪くなりますので、切り戻しという作業を行いましょう。

切り戻しとは、茎を1/2~1/3程度の長さに剪定する作業のことです。大胆に切り落とすため、株が弱って枯れてしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、ペチュニアは生育が旺盛なので切り戻しを行っても弱りにくく、新たな茎を伸ばして再び花を咲かせます。

切り戻しを行う際の注意点は、株が濡れていないときに行うことと、1本の茎に最低1枚は葉を残しておくことです。

花がら摘みも忘れずに

花がしおれてきたら「花がら摘み」を忘れずに行いましょう。しおれた花をそのままにしておくとカビや病気の原因になるだけではなく、種ができて栄養分が失われるため、花つきが悪くなったり、株の寿命が短くなります。

花がらを積むときは花びらだけを摘み取るのではなく、花の下の茎から切り取りましょう。

まとめ

摘心や摘芽、切り戻し、花がら摘みなどの手入れを行えば美しい花を長く楽しむことができるペチュニアは、手間は少しかかるものの、丈夫で育てやすく、初心者にも適した花です。剪定の経験を積むのに最適な花なので、ぜひチャンレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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